日本の元号のように、台湾にも「民国」という年号があります。
天皇が交代するという大きな行事とともに変わりますよね。
「そうか今年はもう令和4年になったのか…」とつい最近ハッとしたのですが、台湾の民国は日本よりも日常生活でよく使われています。
台湾の健康保険、誕生日、銀行の書類、レシートに印字されているクジ、
店舗の創業年数、正式な発行文書、食品の賞味期限など生活の中で民國が使用されています。
民國を使っていながら、台湾の祝日などを決めるために採用しているのは「農暦(旧暦)」
西暦のカレンダーとは少しずれています。
2022年の話で言えば、世界で1月1日に「ハッピーニューイヤー!」とお祭りをしているところ、台湾人の皆さんは旧暦の新年(2022年は2月1日)まで気持ち的には年が明けないんです。
でも!
民國110年→111年になるタイミングは西暦の新年!
ややこし〜(笑)
民國に換算する方法
換算方法を知っているととっても便利!
1911年から民國が使われているので、西暦から1911を引くと民國に換算できます。
民國(中華民國)は西暦1912年に成立しました。
現在は2022年なので、1911を引くと民國111年
台湾はゾロ目とか好きなので、絶対11月11日に特別なキャンペーンとか打ってくるはずです(笑)
この計算方法で自分の誕生日が民國何年なのか知っておくといいです。
居留証が付与される人は健康保険カードもあわせて交付される人もいるのですが
やはりこれも民國表記です。
70/01/01の「70」が民國になっています。
台湾暦だと111年と、まだピチピチな台湾
でも…
語学学校や日常生活で確実にネット先進国であることは間違いないと感じます。
コロナになってオンライン授業への切り替えの早さとか、個人塾などのオンライン対応可能なケースが多いところとか、本当に最先端。
私もデジタル関係には弱いのですが、日本も政治の中でIT化がやっと注目を浴びてきているので、台湾を追いかけないと、ですよね…!
ちなみに…
ネット大国 台湾!
実は台湾って、ネット大国なんです。
一般的に所得が低いと言われている割に、携帯は何としても最新のものを買う!という友人多数います。
日本の異常な通信費をよそに、台湾の通話無しのネット使い放題(台湾ではデータ食べ放題プランと呼ばれます。)は平均2000円ほどです。
ご飯を食べながら、電車でも携帯いじりながら…という風景が日本よりも多く見られます。
この前入った牛丼チェーン吉野家ではおひとりさまカウンター上部に携帯が置けるチビカウンターが設置してあって、これは台湾人のニーズに答えているなと感心しました。
SNSの普及
SNSの普及もすごくて、2020年の調査でネットユーザー中でFacebookの使用率がなんと98.9%
どんな小さなお店もFacebookを頻繁に更新してアップしているんです。
LINEで予約ができるお店やクリニックもかなり多いです。
Facebookのことを台湾では「臉書(ㄌㄧㄢˇ ㄕㄨ/lia ˇn shu )」←その名も“顔の本”
インスタグラムは「IG」←アイジューって聞こえるから最初スルーしちゃった(笑)
Twitterは「推特(ㄊㄨㄟ ㄊㄜˋ/tui teˋ)」←これは発音からの当て字
台湾でも普及率が高いLINEは「賴(ㄌㄞˋ/laˋi)」または英語読みのLINE
Facebook=顔の本って…シュールですよね(笑)
そこが面白いんですよ、中国語は…
台湾のおじいちゃんおばあちゃんもすごいです。
ガラケー使ってる人なんて見たことないし、なんならいろんな機能を教えてくれる(笑)
スマホをさくさく使いこなして、断言できるのは日本のシニア世代よりスーパー元気。
「難しくて、ダメだわ」なんて言ってるシニアさんはほとんどいません!
本当にこれは有名な話で、留学生の中で1回は話題に上がるほどすごいです。