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台湾出産記|自然分娩=無痛が常識。台湾で無痛分娩が主流なワケとは?|李木生診所

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台湾では出生率が世界でワースト1位とも言われているのですが、自然分娩を選択する=無痛分娩となるくらいに無痛分娩が主流と言われています。

今回私が出産する予定の李木生診所でももちろん無痛分娩を推奨しています。

毎回の検診のたびに無痛で痛みなく産もうね、と言われるくらい。

無痛分娩推奨?

でもなんでここまで無痛分娩を推奨するのか?

と不思議だったんです。

日本では無痛分娩、和痛分娩とも言われますが、

まだまだ痛みと戦ってこそ!という精神論とか専門的な麻酔科医の不足、値段の問題もあり主流とは言えないですよね。

麻酔科医の先生から個別で説明を受ける予約をしていて、

1番の山場だな…と乗り込んだのですが、

先生から直接説明を受けて、

YouTubeで必死になって仕入れた日本での無痛分娩レポートや考えていた無痛分娩の概念やイメージが変わりました。

「無痛分娩をやらない手はないな」という思いが100%となり

納得して無痛分娩選択ができる気持ちになりました。

台湾でこれから出産を考えている方、参考にしてもらえたら嬉しいです。

費用は?

ー最初は当然自然分娩で産むんだろうな、となんとなく思っていた。

けれども、この病院では無痛分娩費用は自費で1万元(40000円ほど)だし、

旦那さんも何時間、ましてや日にちを跨いで10何時間も痛がっている姿を見ていられないということで無痛分娩を勧めてきたんです。

でも私は無痛の麻酔って人間の大事な部分に打つし、陣痛が遠のくとか、後遺症、ましてや人生に響くような動けなくなる一大事は無いものかと不安でした。

実際どう?

ー説明を聞いて、実際は…

この病院では、腰椎硬脊膜外注射による無痛分娩を行っています。

これは2番目3番目の間の部分に局部麻酔をしてカテーテルを通し、痛みが出たら追加で薬を投与していく方法。

感覚神経に働かせる麻酔で、運動神経には効かない。

さらに、下半身全部にかけるわけではなく、腹部と子宮あたりの局部に効かせるので分娩で余分な痛みはとりつつ、ママは踏ん張る事ができて分娩がスムーズにいくと言う利点しかないそう。

しかも驚いたのは、トイレも好きな時に自分で歩いていけるよ〜と言われたこと。

日本では尿をとるチューブを入れるとか、点滴やチューブだらけになっている映像もあったので怖かったのですが、ここではそんな事ないみたいです。

ここでは予定日を過ぎない限り促進剤を通常の分娩では使わないようなので、大体の出産の流れはこう。

当日はこんな風らしい

陣痛が来て病院へ。

病院に着いて30分で麻酔科医の先生が来てくれる。

点滴、子宮口の開き具合をチェック(大体指2本分くらいの開き具合を目安に)局部麻酔(無痛分娩の処置)するかを最終的に本人と確認して行う。

細いカテーテルから薬を投与→痛くなってきたら追加で投与→痛みが引いていくというのが流れ。

産んだ後にこのカテーテルを抜きます。

出産時、子宮口の開き具合や赤ちゃんの首に臍の緒が絡まるなどの不足の事態が起これば帝王切開に切り替える場合もあるらしいですが、

それはもうその時のお医者さんの判断に任せるしかないので仕方ない。

 

分娩時間は長引かないか?

と質問すると、

局部麻酔で足にも力が入るから、

変な痛みだけを逃して緊張を取る効果があり、

逆に陣痛から生むまでの時間が早くなる、とのこと。

 

食事制限は?

 

食事について、陣痛が定期的な痛みになったら病院へ行きますが、

 

パワーをつけようと思って余裕のある時に食べるのはNG

 

病院へついて、麻酔を打って痛みが緩和されたら食べても大丈夫だそう。

 

副作用は?

最後に合併症やその他リスクの事ですが、

何にも心配いらないよ!とむしろ断言。

そう言われるのが頼もしいくらい安全だよ!と言う事です。

頭がフラフラしたり、痺れが残ったりなども無く、僕たちは最先端の技術で迎えるからね!

リスクは1/10000ぐらいの本当に稀だと思っていいよ、と。

 

きちんと麻酔科医の先生からの説明を受けた事、どんな風に無痛分娩が進んで行くかをイメージできた事で無痛分娩という選択肢がクリアになり、

不安も払拭されたのも良かったです。

最終的には、周りがなんと言っても実際に打つことを選択するのはママの意見が尊重されるべきだし、

ママや赤ちゃんのお産の状況にもよりますね。

しかし無痛分娩は産後のママの体力と治りも早いと聞くし、

道理で自然分娩の場合は台湾では2、3日の入院で帰宅となるわけだな、と納得しました。

 

実際には何が起こるかわかりませんが…
出産レポとして無痛分娩体験談として共有しますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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