先日、晴れて2週間のホテル隔離が終了しました。
実際に隔離をしてみて台湾での隔離の流れ、ホテル設備などの制限、過ごし方のアイディアをお伝えできればなと思います!
台湾隔離は空港「出口」(スーツケースなど取ったあとに外に出る所)から出ると、ロビーでは動線が決まっており、ロビーのトイレに寄ることもなくタクシーへ乗車。
自宅どころかコンビニなどに寄ることなくホテルへ直行します。
防疫ホテルとして営業している中から、自分で条件と値段と相談して日本出発前に予約しておかなければ飛行機に乗れません。
隔離中の検査過程、ホテルでの過ごし方、隔離に向けてあると便利なものなど紹介します。
ホテル隔離中の検査過程
ホテル隔離期間は、台湾到着翌日から14泊15日です。
・(到着日)空港で唾液によるPCR検査
・(数日後)空港で受けたPCR検査結果をメールで受信
・(台湾到着後10日〜12日目のどこかで)ホテルでセルフ簡易検査
自分で長い綿棒を鼻の中2.5㎝ほど入れて検査するのですが、入れる前変な緊張感と鼻に異物を入れる拒否感がじわじわと…
お昼過ぎにケア担当者から電話連絡もありました。
・(台湾到着後13日目)PCR検査専用車がホテルまで来て検査
隔離ホテルのLINEにてまず前日に事前連絡がありました。
PCR専用車がホテルの前までやってきて、バスの中で検査をします。
当日、バスの到着10分前くらいにまたLINEにてお知らせが来るので、検査代ひとり500元(カード支払い可能)、身分証と健康保険カードまたはパスポートを持って外に出ました。もちろん赤ちゃんも検査を受けます。
この時の検査が一番エグかった!先にやった旦那さんの鼻にどんどん綿棒が消えていくのを目の当たりにしてびびる私…
息子くんは少し容赦してくれたようだけど、かなり奥まで入れられていた模様。頑張った…
・(ホテル隔離最終日)担当者から電話連絡
PCR検査結果、ホテル隔離が最終日であることの確認、自宅健康管理時の注意点の確認をしました。
また、ホテルからも退去の方法について連絡がありました。
政策により、出口を一つに絞るため(動線を一つにするため)正面玄関からは退室できず、地下からの帰宅となりました。
・(ホテル隔離が明けたら)自宅へ帰宅、自宅健康観察1週間開始
自宅健康管理時の注意点
つまりは、”必要最低限の生活にしてね”ということらしいです。
公共交通機関を使って会社に行ってもいいし、スーパーなどの買い出しに行ってもいい。でも、ジムに行く、友達とレストランで食事などの不要不急外の用事は控えましょうということでした。
体調に違和感があれば、自己判断で病院へ行く前に健康管理ダイアル1999/1922へ電話連絡をするそうです。
ホテルで準備があったもの
よく分かりづらいものだけ紹介します。
・左上端は紙タオル(お風呂上がりに使うには水の吸い込みが激弱い)
・ケトルの前のボトルはアルコール消毒液
写真の他に、食器用スポンジ、食器用洗剤、洗濯固形洗剤、シャンプーなど
・お水はペットボトルが1箱あり
無くなればもらえます。
・台湾のホテルに常備されているコーヒーは”3in1”というコーヒー、ミルク、砂糖の入ったものが一般的。
コーヒー好きは必ず持参が正解です◎
ホテルでの過ごし方
隔離ホテルに到着すると、同意書や注意事項の書いてある紙にサインし、LINEで送信。
私が宿泊したホテルではご飯の配達完了などもLINEで連絡を取り合いました。
電話よりも断然楽!
・朝、晩1回の体温報告
・ご飯を運んだなどの事務的連絡
・部屋で必要なものをオーダーする
ゴミ出し、ご飯給仕時間(自分でUberなど外からオーダーも可能、知人に持ってきてもらうのも可能)などは時間が決められています。
宿泊しているホテルは部屋で必要なものは、言えばすぐに対応してくれました。
ホテル到着翌日、健康管理する担当者(私たちの行動を監視したり、毎日SMSで健康調査する)から電話連絡があり、隔離中の過ごし方について軽く説明された。私たちは家族で一部屋なので、旦那さんが代表者となり対応。わたしには担当者はつかずSMSも受信しませんでした。
それから毎日、SMSで健康状態を回答(健康=1 などの数字を送るだけ)。
それ以外は、毎日平凡に過ごします。
ホテル隔離、これはあると便利!
とにかく清潔にしておくことが大事です。2週間、クリーニングが入らないので、致命的な汚れをなるべく作らないことが大切です。
私たちは窓ありの部屋を予約したのですが、日光が入ると入らないとでは外に出られないストレスがかなり軽減されます!
暇潰しグッズも重要です。
赤ちゃんグッズ
私は5ヶ月になる幼児を連れているので、いつも使う、お尻拭きやおむつ、保湿ケアグッズ、バスグッズなどはもちろんのこと。
意外とあると便利なモノがこれです!
・ペットシート(青いやつ)
2週間クリーニングがないからこそ、衛生状態の維持が大切!
100均に売られているもので、うんち汚れなどシーツにつかないようにするためです。おねしょマットにこのシートを敷いて、うんち処理します。
・おねしょマット
・においが出ない袋
・IKEAのキッチンペーパー
水にも強いのでヨダレをさっと拭いたり、吐きこぼしを拭いたり。大活躍です。
基本的にはガーゼの代わりに使っていました。
・日中遊ぶ時のラグ
選んだホテルは床が絨毯でしたが、床では遊ばせたくないので、ベッドの上でゴロゴロする際に敷くラグがあると便利です。
食事編
・味噌汁、コーヒー、お茶、ココアなどお水に飽きた時に飲めるモノ、ホッとできるものを!
・台湾のご飯は参考として写真で載せますが、台湾色の強いご飯です。
朝昼晩の3食8日分を参考としてまとめました。もう少し詳しい画像希望の方は、インスタにてまとめていますのでご覧ください!
スパイス(台湾の肉料理は大体、五香紛がかかってる)が苦手な方は、カップ麺などお湯または常温で食べられるものがあるといいです。
・タンブラーやお碗、器
私はご飯保存できる蓋付きのタッパーを持参しましたが、かなり役立ちました!
・紙コップ
・お箸などのカトラリー
・食器洗いスポンジ(毎回紙コップを使用すれば不要かも)
・食物繊維を摂るために、おからパウダーを持参しました!
味が濃いめで初日に唇の内側を噛んでしまい2週間ずっと痛かった!口内炎パッチみたいなものがあるとよかった…
水回り
・台湾のティッシュは水に溶けやすいものが多い(ティッシュやる気ない!と旦那さんはよく言ってる(笑))ので、ここでもIKEAキッチンペーパーが便利。
・お風呂スポンジ(浴槽があれば)
・排水溝に置ける髪の毛キャッチ
産後で抜け毛が多かったのと、台湾の排水溝は当たりが悪いと水の流れが悪いので…
特に長い髪の方は、排水溝に流れてしまい詰まって、水が流れないストレスを抱えないためにも!
・温泉宿とかでもらえるタオル(使い捨てていく)
隔離ホテルによって2日に1度、毎日、何度でも…タオルの支給頻度は様々。わたしが宿泊したホテルは自由に支給してくれましたが、台湾でたまにある紙タオル!
吸水が足りないので、タオルを持っておくと便利。
一度洗って水通しして持ってくると、いいですね!
・浴室で使うビーサン
少し値段を抑えたホテルだと、便器の真横にシャワーがあって浴びるとベチョベチョになるので、どんな部屋が来てもいいようにビーサンを!
何かと便利です。
お洗濯編
部屋で過ごす洋服はとにかく速乾がキーワード!
速乾タオルに速乾の下着など、生乾きを抑制!(そのほかはドライヤーで頑張りますが…)
・洗濯洗剤
・ゴム手袋(家族分毎日手で洗濯をしていると手がガサガサになるので)
・コンパクトなピンチハンガー
・水を吸い取るグッズ
・子供用ハンガー
・洗濯ロープもタオルをかけておくのに便利
より快適を求めるなら
・折りたたみバケツ
洗面台で洗濯をしたくない方におすすめです。
・厚手のビニールショップバッグ
ニュージーランドにワーホリに出ていた時、足湯がどうしてもしたくて、当時無料でもらえたUNIQLOのビニールバッグにお湯を張って足湯していました(笑)
いい思い出だ…(遠い目)
バケツと袋のコンビで簡易足湯キットができます。
その他、2週間といえども何が起こるか分からないので、常備薬は必要です!
台湾の防疫意識はかなり高いです。
最初に泊まっていた部屋の電源が落ちて隔離中に部屋を変わったのですが、その時も職員との接触はなし。全て自分で荷物を運ぶように言われました。
また、エレベーターも従業員用と隔離者用と分ける徹底ぶり。
ホテル隔離中外へ一歩も出ないという厳しい措置があるからこその比較的安全な日常生活があるので、郷に行けば郷に従えですね。
台湾もそろそろ長い夏が終わって外歩きに最適な時期がやってきます。
ワクチンのおかげか、日本の感染者も徐々に下がってきています。
近い将来、隔離なしで行き来できるようになる日が来ることを願っています!