グルメに対する情熱が半端ない台湾人。
台湾には、世界的なチェーンももちろんあるけれど、地元民に愛されている、コアなファンがついているお店は、実は小さい、細い小道に入ったところにあります。
しかもこれで生活が成り立っているのか、と心配になるほどの超がつくお手ごろ価格で、この道一筋何十年!(專業店)のお店がたくさんあります。
一見よそものには入りづらい外観でも、いつもいつも行列を見せつけられると、ちょっと行ってみようかな、と足が向いちゃいます。
そんなグルメな台湾で、自分好みの味付けをするお店に出会えた時の嬉しさは半端じゃないです。外食文化なので、5分も歩けばサクッと入って食べられるお店探しには困りません。そのおかげで、適当に済ませるご飯のチョイスですらコンビニは登場せず、自分のお腹と気持ちに相談できるのはとってもいいところです。しかも工場大量生産ではなく、小さなお店こそ毎日作り立てを出してくれるので、その点をとっても利点が多いです。
台湾でグルメ旅をするのが楽しいのは、その土地ならではの料理が必ずあるからですね!
今回はグルメに関する基本的な言葉と、言いたいけど出てこない、言えたら嬉しい中国語を紹介します!
まずは味の基礎
味覺
:酸甜苦辣 +鹹(酸っぱい、甘い、苦い、辛い、しょっぱい)
中国語でも、甘い+塩っぱいなどの2つの味覚が混ざった味がもちろんあります。
その時は、味覚の表現を重ねて表現します。重ねる順番は、味覚表現の漢字が先のものから重ねます。
例えば、甘辛い→甜甜辣辣、酸っぱくて甘い→酸酸甜甜
それぞれの度合いは「度」で示されます。
度数は、少ない方から「微」〈「小/少」〈「普通/中」〈「大」とレベルアップしていきます。
辛さの度合いは「微辣」「 小辣」「 中辣」「 大辣」+舌が痺れる辛さは「麻辣」
台湾人にとっては辛くないものも、日本人が構える辛さを超えてくる場合があるので、少なめから食べてみるといいかもしれないです(笑)
口感
:口の中に入れた時の感覚
・弾力がある:QQ /Q彈
・口に入れるととろける:入口即化
口味
:〇〇味などのフレーバー、抹茶、コーヒーなど何味かの時に使います。
・ノーマル:原味
・昔ながらの味:古早味
味道
:匂い、味
・これ何の匂い?:這個什麼味道?
・香りが酸っぱくて甘い感じ:味道酸酸甜甜的
・味は…まあまあ:味道還好…
・香りがいい、香ばしい:香(ㄒㄧㄤ / xiang )
これは台湾人が絶対使う表現。いい香り〜!は食欲そそりますね!食に関するだけではなく、芳香剤や柔軟剤などの香りがいいものには何でも使えます。
味に対するコメント
・味付けが濃いものが好き:重口味
味付けが濃い⇄薄い:「濃(ㄋㄨㄥˊ/noˊng)」⇄「淡(ㄉㄢˋ/daˋn)」
台湾のスープはとにかく薄い!出汁を知らないのか?と思うほど薄いです(笑)
白胡椒をお好みでかけて調節するのが普通です。
・あっさり:清爽(ㄑㄧㄥ ㄕㄨㄤˊ/qing shuaˇng)
・本場の味!:道地(ㄉㄠˋ ㄉㄧˋ/daˋo diˋ)
・脂っこい:油膩(ㄧㄡˊ ㄋㄧˋ/yoˊu niˋ)
「膩」一文字だけでも”飽きる”という形容詞になります。REとして動詞と組み合わせると、下のように使える表現になります!
食べ飽きる:吃膩
飲み飽きる:喝膩
聞き飽きる:聽膩
・どんどん食べられる:順口(ㄕㄨㄣˋ ㄎㄡˇ/shuˋn koˇu)
・完璧!:完美(ㄨㄢˊ ㄇㄟˇ/waˊn meˇi)
うまくいった、味が完璧だ、とにかくこれは完璧だ!とズバリ言いたい時によく使います。
いろんな表現
・このお店はやってる:這家店很紅
・(チャーハンなど)ぱらぱら:粒粒分明
私のおすすめは、どこを食べても台湾No.1、鼎泰豊のチャーハンです♡
「分明」は、もともと”わかりやすい”という意味があります。
・もったいない:很可惜
・食べきれなかったものをお持ち帰りする:打包(ㄉㄚˇ ㄅㄠ/ daˇ bao)
お店で食べる「内用」お持ち帰り「外用」、デリバリー「外送」とはきちんと使い分けしたいですね。
・甘いものは別腹:甜點是另一個胃
勝手なラインナップを並べてみましたが、いかがですか?
台湾ではグルメ系のYoutuberが多くいるので、その人たちのコメントを日々吸収(笑)
観光で訪れやすい台北市(台湾の島の北部、都市)よりも、真のグルメ都市は台南(台湾の南部)にあります。台北市とは違い気候が年中暑いのでトロピカルなフルーツもたくさん、そして朝から小皿グルメを山ほど並べてしっかり食べるのが台南流なんだとか。
今度台南旅のご紹介もしたいと思っています。