台北駅の裏あたり、小さな問屋商店が並ぶエリアがあります。
特に、華陰街、太原街、長安西路あたりの一角を指します。
ハロウィン、クリスマス、旧正月あたりの装飾がここで全部揃います〜!みたいな掘り出し物ザクザクなエリアです。
その細い裏路地に、世界でも唯一とも言える活字のはんこ工場があります。
中山駅地下街にある誠品生活の文房具コーナーの一角にもありますが、この店舗がオリジナル。
いつもお世話になっている義ママの70歳のお誕生日に、家業の名前でハンコを作ってプレゼントしました。
繊細で、奥深くて、好きな人は何時間でも滞在できる場所でした。
でも作り方に注意があるのでまとめてみます!
日星鋳字行
お店に行く前に..
これが重要!注意点がいくつかあります。
✔︎活字の棚に当たるような鞄やモノは物置に預ける
✔︎購入しない活字は拾わない←手をつけたものは全て購入になる
✔︎イメージを店員さんに伝えられるようにメモを持参していくとベター
ずら〜っと
両脇にある棚に収まるシルバーのような黒のようなものが全部はんこの文字。
びっしりと並ぶ棚が4列、後方にもあります。
圧巻の一言です!
近くに寄ってみると綺麗に並んでます。
文字の種類としては、漢字はもちろん、ひらがな、英字、電話や干支なんかの記号や柄、
そのほかにもこんなかわいいお花模様まで。
一つ一つ並んでいるものを眺めては、「こんなのもあるんだー!」の連続です。
完成品はこんな感じ
黒い枠に収まっているハンコ、別売りの袋とインク。
インクは油性で、色もオレンジ、赤、青、黒、茶色など購入可能です。
で、想像があんまりつかないというか、注意事項があるので先にお伝えしたいんですが…
上のような黒いケースに収まるハンコでいい場合、それを先に伝えないと下のような鉄の塊を持ち帰ることになります(笑)
2段の上3文字、下4文字のこれも歴としたハンコです。
「どんな文字の大きさにする?」と聞かれたので、ギフト用にお店の名前を大きく作ろうと思い1番大きいサイズをオーダー。
入れたい文字とイメージを絵にかいて、伝えました。
店員さんが「わかった。」と言って、文字を拾いに行ってくれたのですが..
話していくうちにわかったのが、ハンコに収めるには文字の配列、大きさに制限があること。←いや、注意書きに書いてあるので、きちんと読まなかったのがよくないんだけどね(笑)
全部の文字を拾ってきてくれ、「これははんこの型に入るの?」と尋ねると、
「この大きさだと、別で大きなはんこ版(←いわゆる観光名所とかにある大判のやつみたいなもの)が必要だよ」と苦笑い。
「あ、じゃあ小さいものに換えてくれますか?」というと時すでに遅し。
もう1回伝えます…
手をつけたものは全て購入です。
\(^o^)/
150元くらいでできるものが、全部で700元になっちゃった(笑)
しかも、この鉄の塊は輪ゴムで縛ってくれるだけなので、ハンコとして使う場合は自分で接着したりテープで付けたりしてDIYが必要です。
オーダー方法
基本的に、店員さんに「こんなの作りたい」とイメージを伝えると文字を拾ってきてくれます。
またはレジにある木枠を片手に文字を拾う旅に出るのもOK!
男性店員さんが日本語めちゃくちゃ上手いので安心です。
私はちょっと伝え方を失敗したんですけど、、ね。ふふふ
①文字の大きさを決める
②配列を決める
③字体を決める
④店員さんにお願いする
なんやらかんやらありましたが(笑)
それでもビシッと型に収まったはんこを押してみると、なかなかかっこいいんです。
義ママにも好評でした♡
覗くだけでも楽しい!
レトロな文化が若い世代に人気が出ているのか、本当にたくさんの方がお店にはんこを作りにきていて、賑わっていました。
世界的にも珍しい活字のはんこ屋さん。
オープンで入りやすい雰囲気だったので、覗くだけでもぜひ行ってみてくださいね!