台湾はじめ、ほとんどの海外の住所は日本よりも簡単です。
これから台北に駐在に来る方で土地勘がなくても住所を見れば大まかな情報がイメージできるようになります。
また今後観光でホテルを予約する場合にも覚えておくと便利な台北の道路事情と住所表記のルールをお伝えします。
ルールその1:台北の基準となる道路
基準となる道路
台北で南北にのびる1番大きい道路は 中山路
東西で大きい道路は 忠孝路
台北最大規模の交通集合地、台北駅付近でこの2本の大通りが交わっています。
ちょうど下の地図のように、南北に走る中山路と東西に走る忠孝路が交わっています。
台北駅から少し東へ行った、十字路に行政院がある道路です。
ルールその2:住所の段分け=ブロック
「段」が大体大通りの区切りになっている。
中山路/忠孝路の十字路を基準に大体大通り毎のブロックで1〜7段まで住所がふられている。
基準の十字路から離れれば離れるほど数字が大きい。
住所ルール
ざっくり言うと、「xx號」までの住所が長い場合は、小道、裏道に建っている
xx路(xx段):「路」は片側2車線以上の道路
xx街:「街」は片側1車線の道路
xx號
xx巷 xx號
xx巷 xx弄xx號
住所は、道路の多きサイズ順に並べられていきます。
日本もこれは同じですよね。
例えば、東京都庁の住所を検索すると、東京都新宿区西新宿2丁目8-1となっています。
台湾では、新宿区以下の住所が、
道路名「路」「街」、区切りの「段」、(細道区分の「巷」、さらに細道の「弄」)、建物の「號」と連なっていきます。
例えば
中山路にあるホテルニューオークラのホテルはこちら
台北市 中山區 南京東路一段 9號
中山区は大きな区分けなのですが、交わる道を2つ重ねています。
9號(号)のみで終わっているので大通りに面した立地だとわかります。
ルールその3:東西南北、奇数偶数の振り分け
中山路/忠孝路の十字路から北側には北路、南側は南路
西側は西路、東側は東路がついている。
道路を挟んで向かい合う建物は、片側が奇数、もう片方が偶数に並んでいる。(片側の道沿いには偶数だけが並ぶ)
例えば下の写真
中山北路二段と民権東路一段の交差点
中山北路二段の看板の下側にある数字(31−1、58−2)がxx號を示しているので、
写真向かって右側、
大通り沿いの建物は58〜2號まで
写真向かって左側、
大通り沿いの建物は31〜1號までの住所ですよ〜と看板に書いてあります。
住所は壁にしっかり
台湾では壁に住所が貼り付けられているので迷いません!
初めて行く場所、特に大きなマンションやビルに用事がある時なども建物の名前よりも住所をきちんとみて訪ねることが多いです。
奇数、偶数はこんなふうに片方の通りは奇数、反対の通りは偶数ばっかりが並んでいます。
イメージつくでしょうか?
例えば、実家の建っている側のお家(お隣さん、お隣のお隣さん…)は、全部住所が奇数。
道を挟んで反対側の道沿いに立っているお家は、全部偶数の住所、みたいな感じです。
大体このルールに従って建物が並んでいるので、詳しく道を知っているタクシーの運転手さんには、「xx路とxx路の場所に行ってください」と伝えたら場所がわかるんです。
特に駐在の方は、家を決める際に住宅情報を見る機会があると思うので、このルールがあることを片隅に入れて住所を見れば大まかなイメージがつくかもしれません。
ま、マップを見れば何かと便利なのですが(笑)
案外タクシーに乗る際や何処かへ行くときに住所を見て動くことが増えたので、知っていて損はないと思います。