台北、今日は急に寒くなりました。
気温16度、これは結構しっかりした上着が欲しくなる気温です。
「寒いの嫌だなあ、冬が苦手なんだよお」そんなコメントが聞こえてきそうです。
豆腐の冷たいデザートを出しているお店が、ぬくぬくとした温かいデザートの提供を始めています。
日本では“苦手、怖い、いやだ”あたりで訳されると思いますが、
中国語では苦手なものは“怖がっている”で置き換えられます。
「怕」「可怕」の違い、似ている「恐怕」の使い方をまとめてみます。
「怕(ㄆㄚˋ/paˋ)(動詞)」
:怖がっている
“私高いところ苦手なんです〜”という話などの苦手な話をするときに、怖いもの、高いところ、動物、痛い、注射、、などなど代表的な怖いものはなんでも使えます。
怕+動詞
・恐怖映画を見るの怖い:我怕看恐怖片
・お店に行って、もし座席がなくて長く待つの嫌だな:我怕去如果沒有位子要等很久
怕+名詞
・奥さんが怖い(鬼嫁?笑):我怕太太
・子供は幽霊が怖い:小孩怕鬼
・私は猫が怖い:我怕貓
怕+形容詞
・高いところ怖くない:我不怕高
・暑いのがいやだ〜:我怕熱
・寒さが苦手:我怕冷
・痛いのいやだ:我怕痛
・くすぐったいの苦手!:我怕癢
「可怕(ㄎㄜˇ ㄆㄚˋ/keˇ paˋ)(形容詞)」
「怕」と似ているけど違う。形容詞なので、「很」などの副詞が前に必ず入ってきます!
:怖い
・私は犬が怖いと思う:我覺得高很可怕
・その表情怖いよ:這樣的表情有一點可怕
https://www.mummy-mandarin.com/mandarin-chinese-keiyousi/308/
「恐怕(ㄎㄨㄥˇ ㄆㄚˋ/koˇng paˋ)(副詞)」
:恐らく、多分
話し手の推測について話します。
前の文章を受けて「たぶん…だろう」とネガティブな内容の可能性を示します。
・時間がこんなに遅いから、王奥さんはたぶん来れないかな:時間太晚了,王太太恐怕不來了
・この課題難しいから、今日はたぶん徹夜だな:這個功課這麼難,今天恐怕得熬夜
・テストの出来が良くなかったから、たぶん単位落とされるかも:考試考得不好,我恐怕會被當
ちょっと相手のことを心配している要素もあるので、
“多分こうなるんじゃない?”と第三者からの推測・可能性を示されるときは
「恐怕」よりも先ほど紹介した「怕」の方が使われます。
・雨が降るのがいやなら、傘を持って行ったら?:你怕下雨的話,就帶雨傘吧!
この「怕」って、日本語でこれだ!という訳がなく、ニュアンスで嫌だなー、苦手だなー、どうしよう、みたいなネガティブな感情をとにかく表現できる気がします。
皆さんの「怕」なこと、もの、ってなんでしょうか?