中国語のメニューって実は簡単なルールなんですよ!っていう話を紹介しました。
以下の構成が中華の基本です。
「食べたかったものは、これじゃない!」という悲しい事態がよく起こる日々ですが、もう少し詳しくご紹介したいと思います。
中華の基本
①使っている食材
②調理方法
③味
④地域、人の名前
今回はさらに、「②調理方法」の追加情報として、実は切り方(調理方法)の違いも出てくる料理に一役買っています。
ぜひスーパーの“おうち中華キットコーナー”をイメージしてみて下さい(笑)
一口の大きさで切る:「丁」
コロコロしているイメージ。
官保雞丁の「官保」は四川料理で辛いモノを炒めると言う料理法なので、辛いものが苦手な方は注文しない方がベターです。
ぶつ切りにして塊を表す切り方:「塊」
みんな大好き唐揚げ!
塊だから一口でいけるとは限らないです(笑)
大きな唐揚げだってアリです
細く切る:「絲」
知名度が高い青椒肉絲(チンジャオロース)は食材を細く切った料理なので見た目そのまま。
平たくなっている(骨付き)状態:「排」
トンカツのような状態です。
ステーキは「牛排」、豚カツが見事に薄くなっていて「豬排」の名も納得です。
剥いてある状態:「仁」
例えば、料理名に入っているエビが「蝦子」なら殻付きのエビ、
「蝦仁」であればむき海老が入っていることになります。
いよいよ注文実践編
台湾では食に貪欲になりたいところです。
屋台だけではなく高級中華料理でもメニューのルールは通用するので、台湾観光の際は頭の片隅に入れておくと便利かもしれません!
実際にローカル店に行ったら必ずやったほうがいいこと、注文→お支払いの流れ、について紹介したいと思います。
お店によって支払いのタイミングなど違ってきますが、今回は基本的ものを例に挙げてみます。
お店の人に必ず聞かれます。
お店で食べていく=内用(ネイヨン)
テイクアウトする=外帯(ゥワイダイ)
早口ですが、聞かれるとイメージして入り口に近づくと凄い勢いで質問されます。
店内に入る場合は、何人?と人数も聞かれます。
テイクアウトはレジか外帯と書いてある所(または天井にぶら下がっている)で、注文。
お店で食べていく內用タイプは、入り口付近にある注文カードを持って入店。
または机に配備があればそのまま入店し好きな席に座る。
一般の道を占領してテーブルを出しているある意味オープンエアの店舗も多いです(笑)
メニュー表に座った机についている番号を書いて、注文するものの個数を書く。
お店の人に注文表を渡しに行く(たまにお店の人が来てくれることも)
支払いは3パターン
①テーブルに料理が揃ったときにテーブルで払う
②帰りに伝票(注文時に書いた注文表)を渡して会計し店を出る
③以下のような看板(先に払ってください)があるお店では、お会計は注文時に先払い
勝手な私の推測ですが、人気店で回転率がいいお店はこの③のシステムを採用している気がします。
ある意味日本の食券制度と同じで、お客さんはそれぞれのペースで食べて、元気をチャージしたらふらっと退出できるスタイル。
店内の(またはそれぞれの)テーブルにある漬物や調味料は自由に使っていいです。
台湾ではお水やおしぼりは出てきません。
店内にお水がある場合は飲んでもOK。無ければ飲み物を店内で買うか、必要な人は持参しましょう。
(カフェなどではドリンクスタンドなどで購入したドリンクを飲まないで、飲食店では他の店で買ったご飯を食べないでと書いてある所もありますが、まあ日本人はおそらくそんなことはしないと思うので大丈夫かと…)
食べ終わったら器はそのまま置いて店を出て大丈夫です。
トレーなどを返す場所がある場合は、日本と同じように戻しましょう。
食べる前に!1番の注意点
オープンエア店舗じゃなくても、箸やスプーンなどは、紙で拭いてから使いましょう。
壁に(または誰かの忘れ物みたいに机に)ティッシュが置いてあるので、それを数枚取って拭けばOKです。
箸や取皿は机に設置または食器エリアにまとめておいてあります。
最近はビニールに入った使い捨ての割り箸やプラスチックの白いレンゲがある場合もあります。
なんで拭くの?
なぜ拭く必要があるか?それはこんな理由があります。
・洗って水気が残っている
・路面店では排気ガスなどが被っている場合もある
・衛生面の心配
神経質になる必要はないと思いますが、日本のように机をきちっと、四隅きっちり!みたいな清掃をしていない場合も多く、軽く拭き取ったほうがいいです。
…と言うのも、台湾で衝撃を受けるんですが、基本的に取り皿の文化がありません。
大皿で出てきたものを、ご飯のお椀にバウンドさせて食べていくスタイルなので、魚の骨や肉の骨をぷっと吹いたり、机に直接置くんです。
小さなソース皿、薬味皿くらいしかなく、テーブルが皿化しています。なので、机も軽く拭いたほうが良さそうです。
お店の人に失礼かなあ、と感じる方もいるかもしれませんが全く気にしなくて大丈夫です。
ローカルの人たちも必ず拭いているので、ほぼ一種のルーティーンです。
まとめ
いかがでしょうか?
初めはお店に入るのも躊躇した思い出があります。
少しづつ慣れて、自分好みの味付けのお店に出会えた時は感動しました!
台湾は、お手頃な屋台や小さなお店ほど飾っていなくて美味しいものが出てきます!せっかくなので1度はトライしてみて下さいね。