台湾出産・月子・子供の遊び場 PR

台湾出産記|出生前診断について|夫婦でドラマ「コウノドリ」を見るべき理由

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

出生前診断って受けましたか?
すごく真剣な議論が必要だし、とてもセンシティブなことですよね。

特に疾患などを抱えていない、ごく一般的な多くのパパママは“自分の子供は健康に生まれてくるものだ”とどこか見えない確信のようなもの、持っているのではないでしょうか。
でも、妊娠が分かり定期検診を受けていくと「リスク検査はどうしますか」という話がお医者様からされ、少し、ふと不安がよぎるというか、100%の健康体という自信が少し揺らぎませんでしたか?

私はそうでした。

台湾では、30歳以上の妊娠については任意であるものの検査が推奨されています。
私たちも同じく簡易検査または最初から精密検査を受けるか、または受けないかという説明がありました。

受ける場合は、何か結果が予想外の数値を出した場合、“その後の妊娠生活をどうするか”夫婦で考えることになりますよね。

私は、受ける事が怖かったです。

看護師である姉の意見と海外で子育てをしている姉の意見もバラバラだったし、受けるか否かは本当に任意です。
でも、可愛い我が子の今後は?と考えると身震いし、全ての結果は産んだ後に受け入れるべきかなと思っていたんです。

でも主人からは「受けれるなら受けておこうよ」という、正直意外な意見がかえってきました。

主人としては、最初から心構えができるならしておこう、という意味での発言だったと思いますが、私からすると“その後の妊娠生活の続行判断”という意味がイメージ出来ていないのではないかと感じたんです。

なんとなくしっかりと向き合えないままで決断しないと行けない日が近づいてきました。
ふと、以前テレビで放送されたドラマ「コウノドリ」を見逃していて、ずっと見たいと思っていたことを思い出し、見てみることに。
十人十色の妊娠ドラマ、人間ドラマがあり自分のことのように共感する回もあり、涙涙で見進めました。

第10話でちょうど出生前診断を取り上げていたんです。

ひと組は“無いだろう”と軽い気持ちで行った出生前診断でダウン症のリスクが発覚、もうひと組は経済状況などを考え計画的に検査をしたカップルの話。
受けるきっかけ、検査結果が出た後、心理的変化、カップルだけでなく周りの家族を巻き込んだ環境の変化、そしてその後。

このドラマこそが“その後の妊娠生活の続行判断”をよりパパにも現実味を持ってイメージとして伝わるのでは無いかと思い、この回をもう一度2人で見ることにしました。
その上で検査を受けるかどうかを自分たちに落とし込むことが出来ました。

パパは母性ならぬ父性が芽生えるのがやや遅いなんて話がありますよね。
そんな中で、私の中でこの大きな問題を2人で話し合うことがとても大きな話題で重要なことだと感じていたので、やはりドラマでよりリアルなイメージとして伝え、話すことに意味があったと私は感じました。
これから2人で親になっていく、今お腹で育っている我が子をどのように育てていくか、という事を一歩深い距離で共通意識を持つ事ができたと思います。

なんとなくぼやっとしそうな夫婦の皆さん、ドラマをふたりで見てみてください。
とってもおすすめです。

参考までに台湾で出産をする私の場合

リスク検査は2000元(ダウン症に加え、他2種類の遺伝的な危険性を検査可能)

出生前診断検査は24000元

全て自費での検査です。

タイミングとしては妊娠12週に入る頃。
30歳以上で妊娠の場合、ダウン症などのリスクがぐんと上がるということで台湾のクリニックでは任意ではあるが、検査を推奨しているとの事。
リスク検査を行って、特にダウン症の確率が高いと数値が出た場合は出生前診断より精密な検査を受けることを勧められるようです。

どちらも採血をして検査機関に送られ、結果を待ちます。

◾️精密診断の検査項目↓

画像1

後日、染色体に異常なしという結果にやはり2人して安堵しました。

この一件で、特に仲の良い友人には早い段階で妊娠報告をしていましたが、初産の私は先がイメージできておらず“もしものこと”や大きな壁が妊娠生活が進んでいく途中で起こるかもしれないということが分かっていなかったな、と勉強するきっかけになりました。
順調にいかなかった場合、生活がどんな風になるか、とか色々と考えてしまった時期でもありました。

ただでさえ妊娠初期の頃は、変化が小さい割に月に1回しか検診がありません。
順調のようでも万が一を考えると、お腹が出てきて誰が見ても妊娠がわかるようなタイミングになるまで安易に妊娠したよ!と言う報告もしない方がいいのかな、などと考えたり…
妊娠って本当に未知だし内面でも学ぶ事が多いなと感じた出来事となりました。