中華って、漢字が並んでるし(当たり前か(笑))注文に1番苦労しますよね。
そもそも屋台が多いから漢字が読めないと注文できない店もよくありますけど…
頑張って注文したのに、料理がきたら「え、こんなのが来る予定じゃなかった…」なんて経験ありませんか?
でも、大丈夫です!
中華料理は、実は案外簡単なルールで料理名ってできているんです!
大まかな「こんなものが食べたいなー」という希望通りに注文できるようになるはずです!
基本のき から
ポイントその1
台湾で豚肉以外の肉を使用している料理には、牛肉、鶏肉、羊肉や鴨肉など使っている肉の種類が料理名に入っています。
まず、台湾でご飯を食べるときの大前提。
それは、台湾でメニューに「肉」の文字が入っていたら、基本的に使われているのは豚肉です。
意外と知られていないですが、台湾人の中で宗教的な考えで比較的若い世代でも牛肉を食べない人がいるからです。
台湾人とご飯に行くとき、「普段口にしないものはある?牛肉は食べる?」と聞くとお店を決めるのがスムーズにいきます。
年配の方に多いらしいですが、旧暦の1日と15日にあたる日にすべての肉を口にしない人もいるようです。「素食」はベジタリアンのことで、街中には結構専門店が多いです。
中華料理って、基本的にオイリーで食材切ってワイルドに炒めたり、揚げたりという大変失礼なイメージだったんですが…
だって、市場の鶏は頭まで全部売ってるしね(笑)
その反面、漢方や健康に気を使っている食事も多いし、冷たいものは朝お腹に入れない、真夏でも温かいお茶やお湯を持ち運んで飲むとか、体に気を使っている人が多いです。
お水、お湯の給水器が街中のありとあらゆるところに設置されているので、水筒は台湾人の常備品です。
中華料理の名前ルール
ポイントその2
①使っている食材
②調理方法
③味
④地域、人の名前
だいたいこれらで構成されています。
ベースは簡単ですよね。
でも、お店に入るとメニュー表はこんな感じ↓もう、もうやめてー!ってくらいメニュー豊富
詳しく見ていきましょう!
①使っている食材
肉、魚、野菜名、フルーツとりあえず何を使っているか名前が入っています。
ある程度魚や野菜の名前を覚える必要はありますが…
メインで入っているものがネーミングとして使われます。
②調理方法
一つずつメニューを見ていくと、その料理がどんな調理がされたものか(料理のカテゴリー)が見えてきます!
代表的なものをどんどん紹介していきます。
飯<飯 ファン>
お米:炒飯,雞肉飯,白飯
麵<麵 ミエン>
麵料理:麺の種類もかなり細分化かれますが、麺が食べたければこの字を目印に!
乾<乾 ガン>
汁なし麺、または乾麺
ごく少量のタレを混ぜて食べると美味しいです。
蒸<蒸 ジェン>
皮で包んで蒸している:小籠包が代表格
煎<煎 ジェン>
少しの油で焼く、炒める:水煎包、牡蠣煎
湯<湯 タン>
スープ全般(台湾のスープはあっさりが基本)
焿<焿 ガン>
スープにとろみをつけたもの
お肉やイカのスープが定番です。
餠<餠 ビン>
小麦粉の食べ物:餅乾(クッキー)
ワッフルや屋台名物空気を含んだようなふわふわが面白い食感の蔥抓餅など、お菓子から主食までなんでもカバーされます。
滷(魯)<滷/魯 ルー>
醤油ベースのタレで煮込まれたもの:滷味,滷肉飯
圓<圓/丸 ユェン/ワン>
とにかく形が丸いもの
魚のつみれのようなものや、デザートに入っているモチモチおもちも。
③味
酸(すっぱい)、甜(甘い)、苦(苦い)、辣(辛い)、鹹(しょっぱい)など…
よく知られている、酸辣湯(サンラータン)。
文字そのままな「すっぱい、辛いスープ」のこと
甘じょっぱいなんかも漢字が重なって表記されます。
④地域、人の名前
その地域名産や原産、地域名を聞いてぱっと思いつくものは結構名前がつきます。
例えば、北京ダックやお茶も阿里山烏龍茶など地域の名前がついてます。
これらを見ていくと…
注文実践編
ポイント3
麺/飯/湯の大きな分類のチョイス
そこから各料理の入っているものをチョイス
+野菜炒めや小皿のおかずが欲しければ「小菜」コーナーから選ぶ
こんな感じで注文表を見ていきます
屋台の看板も然りです
台湾は「専売店」長年1つまたは少ないメニューをずっと売り続けている店が多いので、美味しい店にはやはり潰れない美味しさがあります。
日本に比べて外食も手作りで安いので、市民の台所になっているんですね。