台湾で少しの移動には、案外安くて便利なタクシー
地域によって初乗り料金、深夜料金が変わってきますが基本的には日本よりもお手頃で乗りやすいです。
タクシーを使いがちになっちゃう理由としては、駐在員は現地で車の運転ができない場合もあり、コストコや出先で大きな買い物をした際に重要な足になってきます。
街中で拾いやすいタクシー。
日本とは少し常識が違う?ので乗車時の注意点をまとめました。
乗ったはいいけど、行き先の伝え方や道順、止まるなどのタクシー乗車時に知っておくと便利な中国語がいくつかありますので、紹介していきます!
先日、友達から聞いた話。
あるタクシー運転手さんの長年の疑問を解決してあげたらしい…
どんな疑問だったかというと、
日本でタクシーのドアは自動で開くものですよね。だから台湾でも待っちゃうんですよね〜でも、何秒かたって「あ、自分で開けるんだ」って自分で突っ込むんですよ(笑)
友達は、日本のドアの構造を教えてあげたら、長年の疑問が解けたと嬉しそうだったみたいです。たまに親しみやすい運転手さんにあたるとラッキーだなと思います(笑)
台湾のタクシーは黄色
中国語で「計程車」と表記します。
メーターを計って走る車、意味通りの漢字です。
夜間、特に女性だけで乗る場合は、観光できていればホテルで呼んでもらう方がベター。
流しや歩いているときにぷぷっとクラクションを鳴らしてくるタクシーに乗らないなど、あくまでも海外にいることを忘れずにしましょう。
台湾では「55688」というタクシー配車アプリがあるのですが、観光だとそこまでするには面倒だと思うので、街中を走っている黄色のタクシーに乗ることがほとんど。
車体が綺麗なタクシーに乗ることもおすすめです。
タクシーに乗る前の注意点
①100元札や小銭をもっておく
台北でタクシー初乗りは70元/1.25km(250円ほど)
250m毎または時速5km以下で走った場合 5元ごと加算
旧正月(台湾のお正月)や夜間で割増料金があります。
特に台湾の連休中は割増料金がいくらになるか発表があります。
日本ではこんな話信じ難いですが、
例えば、200元のお支払いで、1000元札だけしかお財布になかったとしたら
台湾では、運転手さんが「お釣りがない」と言えば、お客さんが降りる近くのコンビニなどでお金を崩して支払いをしないといけません。
クレジットカードや悠遊カード(公共交通機関で主に使う電子マネー)が使えるなら、現金がなくてもいいですが念のために小さいお金があったほうがいいです。
② 目的地の住所を紙で用意
運転手さんは、英語や日本語がわからない人が多く
携帯のスクリーンショットを見せても、字が小さくて見えないと言われることが多いです(それ言われたらどうしようもない…)
確実に行きたい店があれば
店名(新光三越など)だけでなく、漢字表記で住所(道路名を書くとなお良い)を紙に書いた方が確実です。
台北の住所は中山路、忠孝路の大通りを起点に住所が振られているので、目的地の道路名が分かればナビをつけなくても行けるようです。
(道路名が頭に入っていればですが)
今日コストコ前から拾ったタクシーの運転手さんはまさしくそうでした。「〇〇街」と伝えると、あのあたりの道だろ?と一声、今どきナビを使わずにブーンと走り出したんです。
道のチョイスもバッチリでした。
しかし我が家の周辺の一方通行にやられ、結局自分で「〇〇路を右に入って」とお願いする結果に!
https://www.mummy-mandarin.com/taipei-address-rode-rules/732/
行きたい場所:
新光三越 台北南西店 一館 新光三越台北南西店一館
紙に書く:
新光三越 台北南西店 中山區南京西路12號
③乗車・下車時にバイクに注意
一方通行なども多いため、目的地が道路の右側・左側どちらかにあるかを確認しておいて進行方向でタクシーを拾った方がいいです。
無駄に遠回りをするはめに…
運転手さんに大きく手を振ってタクシーをとめます。
これ、さっきの話ですがタクシーの扉は自動で開きません!(日本ってすごい)
自分で開けて乗車し、シートベルトを忘れずに締めましょう!降りる時は、道路側に出てはいけません。歩道側に出るとしても念のためにバイクが後ろから突っ込んでこないかを確認して扉を開けて出ましょう。
タクシー利用時に使える中国語
・タクシーを呼ぶ:叫(ジャオ)計程車
・タクシーに乗る:坐(ズオ)計程車
・運転手さん:司機(スージー)先生/小姐
行き先を伝える
・〜まで:到(ダオ)〇〇
例えば台北であれば中山路と忠孝路が十字路の目安で、そこから東西南北奇数偶数で住所が振られています。
近くに大きな目印やホテルなどがない場合、または自分の家まで乗る場合など、目的地の道路名を運転手さんに伝えるのも一つの手です。
運転手さんに「〇〇路と〇〇路の交わるところ」と行き先を伝えた場合、
信号待ちのタイミングや道路が近づいてくるとこんな風に聞かれると思います。
「過(ㄍㄨㄛˋ/guoˋ):過ぎる、越える」
・〇〇路越える?:過中山路嗎?
・中山北路を越えない錦洲街のところで:中山北路不過,錦洲街
曲がってほしい
・〇〇通りで右に:在〇〇路 右轉
・小学校前を左に:國小前面 左轉
台湾では「〇〇駅前交差点」とかって信号に名前とかついていません。
ナビの音声を聞いていると「どこどこの道を右」など道の名前でナビをしています。
車を止める
台湾人の先生が言うには「日本のドラマとかである、ここで止めて!」というのはあんまりないそう。
「その辺で止めてください」と伝えたい場合は
「靠(ㄎㄠˋ/kaˋo):寄りかかる、近寄る」を使って
・右側によってください:靠右邊
・停めやすいところで:靠邊停
いずれも走っていて停まるときは、まず止めて!だけではなく
“寄る”という動作をきちんと伝えないといけないってところが中国語っぽいですよね(笑)
あとはチップ文化はないので、お金を払ってお礼を言って降りれば大丈夫です。
くれぐれも…
ドアを自分で閉めることをお忘れなく!