今日は朝から寸暇を惜しんでかなりのハイペースでお散歩をしていたにもかかわらず、鳥に運をかけられまして(運と思いたい…)朝からしょぼくれた日になりました。
今でこそ台北の道にもかなり慣れてきたのですが、台湾に来た当時は冒険心で直感で進んで迷子になっていたものです(笑)
その当時から台湾人になぜか道をしょっちゅう尋ねられる私。
最近は前にも増してよく聞かれます。
と言うわけで、今回は方向や方角の話。
道案内や距離感、電車バスなどの“〜行き”、場所の表し方をまとめてご紹介したいと思います。
方角の話
突然ですが、「東部」「東邊」の違いってなんだと思いますか?
「部」を使う場合は“内側”、「邊」は“外側、サイド”を表しています。
それぞれ東西南北は「部」「邊」両方使えますが、“中部”だけは「中邊」とは言えません。
一方で、右側、左側もそもそもどちらかに寄っているので「部」という言い方はありません。
もう一つ注意点は、南東、北東、北西、北東をいう場合、中国語では南東→東南、北東→東北という感じで漢字がひっくり返ります。
例えば内側、外側で考えると以下のようになります。
・北海道は日本の最も北にあります:北海道在日本的最北邊
・成田空港は千葉県の北部にあります:成田國際機場在千葉縣的北部
・私は南部に住んでいます:我住在台灣的南部
・台湾の東側に島があります:台灣的西南邊有一個島
・台湾の東側、西側全て海です:台灣的東邊、西邊都有海
・沖縄の海まで行って遊ぶ人が多くいます:到沖繩的海邊去玩的人很多
“〜から〜まで”
「從A到B」の前置詞を使って表現できます
距離感
例えば、旅行をしていてフロントで周辺観光案内の話をしているとします。
その際、こんな場所もありますよ、と教えてもらった時に気になるのは“その場所までの距離”ですよね。
近いのか遠いのか…距離感を表現するには
「A 離 B (+副詞)+遠/近」
・台湾と日本は本当に近い:台灣離日本真近
・ここからコンビニは近いですか?:這裡離超商近嗎?
・僕の家から駅までそんなに遠くない:我家裡捷運站不太遠
・うちの近く!:我家附近
~行き、〜の方
台湾でMRTに乗る時、「往大安~」「往新店」とか「往迴龍」ってアナウンス聞いたことありませんか?
「往(ㄨㄤˇ/waˇng)前置詞:〜に向かって」
「どこどこ行きです〜」とアナウンスで言っています。
この前置詞を使って、例えば、上から下に向かって書く、窓から外を(に向かって)見る、右の方に動かして、などの行き先以外の使い方もできます。
先日高所の葉っぱを切っている人が、クレーンを運転している人にこんなふうに声をかけていました。
・右に動かして〜:往右邊
「從+場所+往+場所/方角+動詞」
・日本語の文章は上から下に向かって書く:日文的文章應該從上往下寫
・飛行機から下を見るのは面白い:從飛機上往下(面)看,很有意思
・家のリビングから外を見ると、山が見える:從我家的客廳往外看,可以看到山
道案内テッパン!
道案内ででよく聞くのをまとめてみます。
うまく前置詞と動詞を使うことで、“曲がる、通る、まず/それから”など説明できます。
「轉(ㄓㄨㄢˇ/zhuaˇn):曲がる」
・十字路から右に曲がって下さい:從十字路口往右轉
・台北駅までどうやっていくの?:台北車站怎麼走?
・ずっとまっすぐ歩く:一直走(よく歩く場合は3回言う人も:走走走)
・郵便局を左に曲がる:在郵局往左轉
・3個目の信号で右に:在第三個紅綠燈往右轉
・まずまっすぐ5分くらい歩いて、東路1段で右に渡ると着くよ:你先往前走五分鐘,然後在東路二段往右轉,就到了
「經過(ㄐㄧㄥㄍㄨㄛˋ/jing guoˋ):通る」
・百貨店を通り過ぎる:經過百貨公司
方角って私はすごく苦手で、東西南北はあの十時のマークを思い浮かべてしまうのですが… 自分の出身地や観光地の話をするときには「どの辺?」という話をよくするので、やはり苦手を潰していかねば、というところです(笑)