コーヒーは毎日2杯飲んでるよ、あんまりそのお店には行かないかなあ。など頻度を伝えたい場合、中国語ではどのような表現があるでしょうか?
頻度言っても、“毎日、毎年”“いつも”“あんまり”“全然”など日本語でもバリエーション豊富で、知らない間に言葉で使い分けてますよね!
今回は、動作の頻繁度(頻率副詞)を表す副詞を紹介していきます。
また、中でも頻度は同じ「往往」「常常」の2語の使い分けも見ていきます!
頻度のレベル分け
「頻率」:frequency の中国語の意味は、“ある事柄が一定の時間内で何回くらい発生するか”という感じで解説があります。
頻度の多い順にレベル分けしてみるとこんな感じです。
頻度高い
毎日〉たいてい〉
しばしば〉時々〉たまに、あまりしない〉
めったにしない〉 しない
頻度低い
英語でも頻度を表す副詞があり、どれぐらいの頻度かを示したチャートが参考書に出ていたのを覚えていませんか?
私はなんか細かくて覚えきれなかった記憶が…
動作の頻繁度(頻率副詞)
少し勘違いしやすいですが今回は“回数や頻度の程度”のことです。
毎日から考えて頻度が徐々に落ちていきます。
每天(ㄇㄟˇ ㄊㄧㄢ/meˇi tian):毎日
平常(ㄆㄧㄥˊ ㄔㄤˊ/piˊng chaˊng):たいてい
平常は形容詞の用法もあります
常常/常(ㄔㄤˊㄔㄤˊ/chaˊng chaˊng)
往往(ㄨㄤˇㄨㄤˇ/waˇng waˇng):いつも
有(的)時候(ㄧㄡˇㄉㄜ˙ ㄕˊ ㄏㄡˋ/yoˇu de shiˊ hoˋu):ときどき
不常(ㄅㄨˋ ㄔㄤˊ/buˋ chaˊng):たまに、あまりしない
很少(ㄏㄣˇ ㄕㄠˇ/heˇn shaˇo):めったにしない
不(ㄅㄨˋ/buˋ):しない
では少し詳しく例文を見ていきます。
・私はコーヒーが好きなので、毎日一杯飲みます:我喜歡咖啡,所以我每天都喝一杯咖啡
・あなたは毎日何をしますか?:你每天做什麼?
・台湾人はたいてい外でご飯を食べます:台灣人平常去外面吃飯
・彼は大抵夜10時には寝ます:平常晚上他十點就睡覺
・私はいつもスーパーに買い物に行きます:我常常去超市買東西
・彼は授業後にいつも図書館で勉強します:他下課以後,常常去圖書館念書
私たち以外にもサッカー仲間がいる状況で
・私たちもいつもサッカーをしに行きます:我們也都常去踢足球
・私は緊張した時、いつも話ができない:我緊張的時候,往往會說不出話來
「常」が肯定文で使われる時は、いつも動詞の前に置かれる
「也」と「都」or「常」が一緒に動詞と使われる時は「也」がその二語の前に置かれる。
・彼は時々寿司を食べます:有時候他吃壽司
・私たちは時々映画を見に行きます:有時候我們去看電影
・彼女はほとんど夜市に行かない:她不常去夜市
・私たちはあまりアイスを食べない:我們不常吃冰淇淋
・私はめったに運動しません:我很少運動
・お父さんはめったに泣きません:我爸爸很少哭
・台湾人の友達は牛肉を食べません:我的台灣朋友不吃牛肉
・私はコーラーを飲みません:我不喝可樂
習慣的に全くしないことに対しては否定は「不」を用います。
「常常」vs「往往」
“いつも”の「常常」「往往」の使い分けは?
この2語は置き換えることが可能です。
しかし、「常常」は単純に頻度が高いことを示し、過去・現在・未来のことでも万能に使えます。
「往往」は習慣的な行動に対してよく使われ、未来に起こることには使えません。
また、“ある時別な時に”という前置きがあって、その時はいつもこんな事をするという特別な状況が言及されます。
・私が台湾に着いた後いつも電話するね:我到了台灣以後會常常(x往往)打電話給你
・家に1人でいる時、妹はいつもテレビを見て時間を潰す:我妹妹一個人在家的時候,往往看電視殺時間
・恋愛映画を観た後は恋人が恋しくなる:我看愛情片後往往會想男友
趣味などはやはり頻度が高い話になりやすいので、微妙なニュアンスながらも使い分けられると便利ですね!