久々の中国語ですー!
この前、台湾人のお友達とご飯をした時、写真をとろ〜ってなったんですが、
「立って撮る?座って撮る?」という言い方が、
「站著?或坐著?」だったんです。
なるほど〜こんな言い方ねってなりました。
さて、
“そのままの状態を…”というニュアンスがある「在」「到」「著」
これらの漢字が動詞の後に付いて使われる場合、どんな働きがあるでしょうか?
動詞の後ろにつくこれらの漢字は、文の意味と組み立てが繋がりやすいです。
では、早速みていきます〜!
動詞+「在」+場所
動詞は「住」「坐」「站」「放」「掛」などがあり、場所を表す語が続きます。
・地下鉄の駅近に住んでいるから、生活はとっても便利:我住在捷運站附近,生活很方便
・中国語のクラスを受ける時、私はよく前の方に座る:我上中文課的時候,常坐在前面
・私が買った服、どこに置いた?:我買的衣服,你放在哪裡了?
動詞+「到」
「到」は主に使い方が3通りあります。
1)方向を示す
動詞+「到」+場所+來/去
・走ってどこまで行ったの?:你跑到哪裡去了?
・私は台湾まで引っ越す:我要搬到台灣去
・彼は学校まで歩いてきた:他走到學校來
2)範囲を示す
動詞+「到」+場所
・前回はどこまで習った?:我們上次學到哪裡了?
・この本、96ページまで読みました:這本書我看到第九十六頁了
3)時間を表す
動詞+(動詞+目的語)+動詞+「到」+時間
・私達は2015年まで北海道に住んでいました:我們在北海道住到二〇一五年了
・彼と6時まで遊んで、それから家に帰った:我跟他玩到六點,就回家了
・毎日何時まで勉強してるの?:你每天念書念到幾點?
動詞+「著」(+目的語)
基本的には肯定文のみの表現で、「著」を使う文法はざっくりとしたイメージで動作や状態の“持続”を示します。
・話聞いてるよ:我聽著呢
・外は(さっきから)雨が降り続いている:外面(在)下著雨
例えば朝雨が降っていて、またお昼に外に出た時も降り続いている事を表せる
“〜しているうちに、(いつの間にか)〜になる”
主語1+動詞1+「著」+動詞1+「著」+(主語2+就)+動詞2+目的語+了
“〜しているうちに、(いつの間にか)〜になる”と訳され、「著」がつく動詞は目的語はつきません
・歩いてたら学校に着いた:我們走著走著,到學校了
・カラオケで歌ってたら時間を忘れちゃった:我們在KTV唱歌,唱著唱著,忘了時間了
・ママはご飯作るのうまくて、みてたら料理ができるようになった:我媽媽做菜做得很好,我看著看著,會做菜了
名詞/場所+動詞+「著」(+数量+量詞)+名詞
状態が持続していて、その状態は変わりません。
・手にカメラを持ってる人は誰?:手裡拿著照相機的那個人是誰?
・本棚に何冊かの本が置いてある:書架上放著好幾本書
・彼女は今日赤い服を着ている:她今天穿著一件紅衣服
名詞(+在+場所)+動詞+「著」
・車は車庫に停めてるから、車まわしてくるね:我的車在車庫裡停著,我去開過來
・ジャケットがクローゼットの中に掛かってるから、持ってくるね:那件外套在衣櫃裡掛著,我去拿來
・先生とママがリビングで座ってる:我老師跟媽媽在客廳裡坐著呢
主語+動詞+「著」(+目的語)
何かしたまま、というリクエストとして使う場合は、要求が命令的な印象を与えることも。
・この事覚えてて、忘れないで!:你得記著這件事,別忘了
・あなたは聞いてて、私があなたに話してるの:你聽著,我在跟你說話呢
・これ持ってて、私がチケット買ってくるから!:你拿著這個,我去買票
まとめ
「著」の語感は、基本的に動作がずっと連続して起こるわけではなく、状態が持続している感覚が掴めるかと思います。
例えば、日本語の「持ってて〜」で済む一言が、
中国語では、「掴む」+「そのままの状態をキープする」という行動のマーカーを付けないといけない!
中国語はやっぱり漢字それぞれの意味が直接繋がるパターンが強いなと感じます〜