「あ、そろそろ帰ろうかな」
これ、中国語でなんと切り出したらいいと思いますか?
誘ってもらってついつい長居してしまった時、外で友達と会っていてそろそろ話も尽きてきて帰宅しないと…というタイミングで使えます。
「差不多」
このフレーズを言いながら、帰る身支度を始めたりしたら完璧です。
・そろそろ、帰ろうかな :我(們)差不多了⋯
「差不多/ㄔㄚˋ (ㄔㄚ)ㄅㄨˋ ㄉㄨㄛ/ chaˋ buˋ duo)(副詞)(形容詞)」:約、ほとんど
「差不多」は読んで字の如く「差が多くない」
そこから「そろそろ」「だいたい」「あまり変わらない」という表現に使えます。
中国語は主語や文法がきちっと決まっているんですが、
実はこの「差不多」一言で結構話が通じることがあります(笑)
会話の中で話す内容が周知された状態ですが…
何時ごろご飯にする?・だいたい12時かな:差不多12點
準備終わった?・うん、だいたい:差不多了
台湾の生活にはなれた?・うん、まあまあかな:差不多了
旦那さんは背大きいの?・同じくらいかなあ:差不多
こんな時間だね、長居しちゃった・私たちそろそろ:我們差不多…
私たちレストランの予約12時だよね・そろそろ行こうか:差不多了
こんな便利なフレーズないですよね(笑)
ぜひ使ってみてくださいね!
「差」1字の意味
「差」1字の意味:差がある、足りない、欠けている
単独では使われず、数字とともに使われ「差」を表します。
例:時刻が9:57だった時、10時まで3分足りない(差)ですよね。
中国語では 差三分十點という感じで使われます。
品詞別で見る「差不多」
形容詞、副詞でも「だいたい」というニュアンスは同じです。
①(副詞)
:だいたい、同じくらい
・私はだいたい7時に起きます:我差不多七點起床
・彼の話はだいたい理解できる:他說的話,我差不多都懂
・弟と私は同じくらいの背です:弟弟和我差不多高
・ここからバス停までだいたい5分です:從這裡到公車站,差不多5分鐘
・そろそろ帰らないと:我差不多要回家了
②(形容詞)
だいたい、同じくらい
・今日の仕事はだいたい終わった:今天的工作做得差不多了
・旅行の準備がだいたい出来ている:旅行的準備得差不多了
・彼と私は中国語の勉強を始めたのは同じくらいです:他和我開始學中文的時間差不多
・台湾の冬と日本の秋は同じくらいです:台灣的冬天和日本的秋天差不多
「お茶しよう」はダメ?
日本ではお友達と“カフェに行くこと、デザートやお茶を飲もう”と誘うとき
「お茶しよう」と誘いますよね。
台湾ではお茶しよう、と誘うと本格的な「茶館」へ行って台湾茶を楽しむことを言うのだとか。
色の話でもしましたが、お茶へのプライド(?)愛がすごい!
台湾人の感覚で言えば「この人はお茶に詳しいのかな、なかなか渋いな〜」と思うらしいんです。
“お茶文化” が日本よりもしっかり根付いているので、そこは一緒にしたくないというプライドを感じます(笑)
軽くカフェに行っておしゃべりしようと誘いたい場合は、
「コーヒーを飲みに行こう」と言うといいそうです。
・一緒にお茶しよう:我們一起去咖啡店吧!
お客さんを呼んでみる
では、例えば誰かをお家へ招き入れるときもあると思うので、そこで使えるいくつかの言葉をご紹介します。
・お家に遊びにきて:來我家玩
・おうちにきてお喋りしよう:來我家坐
・今週末,時間空いてる?:你這個週末有空嗎?
・ゆっくりきてね:慢慢來
「請」
「請」という言葉を使って“相手に勧める” ことができます。
・入って入って!:請進請進
・いらっしゃい(比較的丁寧な表現):歡迎歡迎
・座って座って:請坐請坐
・これどうぞ!(手土産をあげる):我給你這個
・何飲みますか?:你要喝什麼?
・どうぞ飲んで:請喝
・どうぞ食べて:請吃
・どうぞ召し上がって:請用
・ゆっくり召し上がってね:請慢用
・気をつけて帰ってね(お客さん感が強い):請慢走
・バイバイ(一般的にはこれでOK):拜拜
台湾人は日本が好きな方、日本語が話せる方が多い印象。
そして年齢を問わず「言語交換」を積極的にする人が多いです。
実際に、仲良くなると距離感がグッと縮まるので、さっと使えるフレーズが増えていくと会話も楽しいのかなーと思います。