結果補語の基本パターンを見たところで、次は結果補語でよく使われる語の例を見ていきます!
よく使われるものを3回に分けて紹介していきます!
結果補語
中国語の結果補語文法、ある行動をまずは2分類
①まだやっていない事:Potential form
②やった結果:Actual form
①②それぞれのタイミングで、文法は肯定と否定のそれぞれ2種類。
なので合計4パターン
方向を示す語
:方向を示す語が結果補語として使われた場合「來/去」「上來」「進去」などがあります。
・鍵持ってくるの忘れたから、ドアが開けられないな:我忘了帶鑰匙,我打不開這個門
・この絵重いけど、1人で壁にかけられる?:這個畫很重,你一個人掛得上嗎?
・この山高ぎるなあ、車で登れるかな?:這座山很高,汽車開得上去開不上去?
・物が大きくて、紙が小さすぎたから包めなかった:東西有一點大,紙太小了,我沒包起來
・その机、運び入れられそう?:這張桌子,你搬得進來嗎?
・自転車で台湾南部に出かけたら、1週間で戻って来れるかな?:我們騎腳踏車到台灣南部去,一個星期回得來嗎?
他の代表的な結果補語
「下」
:ある限られたスペースがあると言う前提で、出来るかどうか
大きさは椅子だけではなく例えば「胃の大きさ」「鞄の大きさ」「車」「部屋」など、限られた大きさの示せる場所であればOK
・このイスは4人座れる(広さがある):這張椅子,坐得下四個人
・7人座れるかなあ:坐得下七個人嗎?
・20個の餃子、1人では食べきれない:二十個餃子,我一個人吃不下
・この車何人乗り?5人乗り:這輛車,可以坐幾個人?坐得下五個人吧
・カバンが小さすぎるから、パソコンが入らない:我的包包太小了,裝不下這個電腦
・お腹いっぱい、もう食べられない(胃のスペース):我吃飽了,吃不下了
・大人4人と子供3人、1台に乗れるかな?:四個大人,三個孩子,一輛車坐得下嗎?
・この部屋に6人泊まれる?泊まれたよ:這間房間住得下六個人嗎?住下了
起
:(お金が)あれば出来る、無いからできない
・このカメラ高くないから、買える!:這個照相機不貴,我買得起
・ビジネスクラスのチケットは高いから学生は買えない:商務艙的機票非常貴,學生買不起
・ここの美容外科は高いから、私は行けない:在這家醫美診所看醫生太貴,我看不起
出來
:五感の動詞(吃/喝/聞/看/聽)を使い、〜し分ける
・この肉が何肉か食べて分からない:我吃不出來這是什麼肉
・これ何茶か飲んで分からない:我喝不出來這是什麼茶
・この香水のブランド、嗅ぎ分けられる?:這個名牌的香水,你聞得出來嗎?
・あの人が何歳か見分けられない:我看不出來她幾歲
・これなんの音?聞き分けられる?:這是什麼聲音,你聽得出來嗎?
・想出來(無い状態から思いつく)
・ずっと考えてもいい方法が思いつかない:我想了半天,可是想不出好辦法來
・これ誰が思いついたの?:這是誰想出來的辦法?
起來
:し始める
・見て、雨が降りはじめた:你看,外面下起雨來了
・子供たちが遊んでるうちに喧嘩を始めた:兩個孩子玩著玩著,打起來了
・想起來(思い出す)
・あの人の名前なんだっけ、思い出せない!:她叫什麼名字,我想不起來了
・昨日何食べたか思い出した?:你昨天吃什麼,想起來了嗎?
まとめ
方向補語をまとめました。
方向補語からの派生で結構普段耳にするもの、多いな〜と思いませんか?
結果補語は4つの基本パターンからどんどん派生して語彙の幅が広がる便利な文法です(分かっていても使いこなすのは難しい…!)。
普段簡単に使えるものからゆっくり慣れていきましょう〜!
次回は、動詞、助動詞、形容詞の結果補語です。