中国語で名詞を数えるときに使われる量詞
日本語で“羽” “膳” “人”など名詞によって変わってくるのと同じで覚えるしかありません。
でも中国語の量詞は使われるもので案外イメージがしやすいです。
例えば、細長いものにつく量詞は「條」
ベルトや道、魚なんかも“細長いもの”がヒョローンと…イメージつきますよね(笑)
教科書にこの童謡が載っていたのでちょっとご紹介。
「兩隻老虎(2匹の虎)」
Youtube:https://youtu.be/xKDl3v-p-9U
日本ではグーチョキパーのメロディーです。
小さな動物につく数量詞は「隻」、大きくなれば「頭」と数えます。
内容を書き出してみると意外と怖い内容に。
♩2匹の虎はとても早く走る
1匹の虎は耳がない 1匹の虎は尻尾がない(教科書に載っていたのは目がない)
本当におかしい 本当におかしい
音楽は可愛げあるのに、内容が理解できた時に「怖っ」ってなることありますよね(笑)
さて今回は“ペアのもの”で使われる量詞のポイント。
どうしてもわからない!という時やローカルでさえも「個」などで 代用しちゃう場合も多いのですが、ちゃんと使える方がやっぱり良いですよね。
日常生活の中でペアになっているものって何が思いつきますか?
人間の体であれば「目」「耳」「手」「足」
身に付けるものであれば「靴」「靴下」「ズボン」
使うもの「箸」
2人いて欲しい「両親」「夫婦」
思いつくものを挙げてみました。
「雙」vs「對」
さて、今回は使い分けがイメージしづらい「雙」「對」を取り上げてみます。
どれも2つ揃って使えるものなので量詞は同じかなと思いきや
目:眼睛→「一雙眼睛」
耳:耳朵→「一對耳朵」
同じ顔にくっついているのに違います。
「雙」
「雙」は一般的に2つないとダメなもの
「目」「手」「足」「靴」「靴下」「ズボン」「箸」
「對」
「對」は一般的に1つ無くなってもいいもの
「耳」「両親」「夫婦」
いや耳も2つないとダメでは?と先生に突っ込みましたが…
基本的にはそんな理論だそうです。
いや、断然ワンオペは辛いけどね?(笑)
これは先生によっても「雙」だと言う方もいました。
確かにペアであって欲しいものだ…でも正式には「對」で正解だそうです。
ペアが一つになったら
ちなみに…
ふたつペアのものが1つになった時の数量詞は「隻 」です。
思い出しませんか、中学校で英語を習ったとき、
靴下は通常ペアだから「socks」
だけど片っぽ無くなった、とか言いたい場合はちゃんと「sock」
中国語で名詞を数えるにも“1つ”という主張があるんだなと。
量詞は普段使わないと忘れちゃうんですが、イメージしながら覚えるしかなさそうですね…!