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きちんと使い分けたい中国語シリーズ「話す」|真剣度の違いがわかる「説」「聊」「談」

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日本語で“ちょっと話そう”と言われて、真剣度や話の重さは言い方や伝え方のニュアンスが重要だったりしますよね。
中国語では、使う漢字によって“ちょっと真剣な話” “気軽なおしゃべり” など話す内容、雰囲気の重さを表現できます!

\参考にしているテキストはこれ/


今回は、「話す」で使われる3つの動詞を比較します。
では詳しく例を見ていきましょう!

「說」

一般的な“話す”行為を言うもの。
「說」が使われる多くの場合は、話の方向は一方方向です。
言葉のキャッチボールが成立しているわけではなく、「〜と言った、話す、喋る」などの一文の印象です。

「說(ㄕㄨㄛ /shuo):(動詞)」:言う、話す

・彼は忙しいと言う:他說他很忙

・私の姉は英語が話せる:我姐姐會說英文

・外国語を話すのは難しい:說外語很難

・今なんて言ったの?:你剛剛說什麼呢?

・ママが明日の天気は良くなるだろうと言った:媽媽說明天天氣會很好

「說話(ㄕㄨㄛ ㄏㄨㄚˋ/shuo huaˋ):(動詞+目的語)」:(言葉を)話す

(動詞+目的語)=(VO)(Vsep)と書かれているものは、
例えば「話す」→「どんな話?」と修飾されていく場合、2語は分解されます。
なので、「話す」→「昨日の話」などと“昨日の”を詳しく説明したい場合、動詞と目的語の間に割って入って、「說昨天的話」となります。

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・今話してもいいですか?:現在我可以說話嗎?

・彼が話すことが理解できない:我不能懂他說的話

「聊」

もっと軽く、お友達をお喋りするときに使われます。
「聊(ㄌㄧㄠˊ/liaˊo):(動詞)」:喋る
「聊天(ㄌㄧㄠˊ ㄊㄧㄢ/ liaˊo tian):(動詞+目的語)」:お喋りする

・私は彼氏と毎日お喋りします:我每天跟我男朋友聊天

・友達と何を喋るのが好き?:你喜歡跟朋友聊什麼?

・カフェに行って友達とお喋りする:我要去咖啡店跟我朋友聊天

 

「談」

真剣な話、正式な場、改まって話があると言いたい時、または会話の中で決まった議題、話す内容がある時など。
2人、または複数での会話が行ったり来たりする印象です。
話し手にとって重要な内容であれば「談」を使うことで重要度が増します。

「談(ㄊㄢˊ/taˊn):(動詞)」:話をする
「談話(ㄊㄢˊ ㄏㄨㄚˋ/ taˊn huaˋ:(動詞+目的語)」:話をする

・疲れているから、今日はあの件を話したくない:我好累,今天不想談這件事

・(面接で)あなたの経験を話してみてください:請談一談妳的經驗

・彼らは部屋で話しているから、ちょっと待っててね:他們在書房裡談話,你等一下吧

・話しってなに?/(真剣に)話したい妳要說什麼?/我要談一談

・改めて話そう:我們改天再談

・今台北の経済と建築について話している:我們正在談台北的經濟與建築

 

例えば夫婦間でも“重要な話”を示唆することができるんです。
奥さんが、「ちょっと話があるんだけど」というのを「談」を使ったとしますよね。
そしたら、旦那さんは「なんだ、真剣な話なのか…」と身構える感じがイメージできませんか?(笑)

中国語の漢字の意味縛り的な解釈は、面白いな〜ってよく思います。