“適当に”って便利な言葉ですよね。
でも、実は2パターン。
✔︎“適当に(どこでも好きな場所に)座ってね”と相手に選択肢を与える場合。
✔︎“適当に返事する”“適当に(出鱈目に)しゃべる”などの雑感(?)がある場合。
このどちらにも使える“適当に”の中国語をご紹介します。
適当に
ポジティブな意味
「隨便(ㄙㄨㄟˊ ㄅㄧㄢˋ/suiˊ biaˋn):副詞」
・いらっしゃい、適当に(どこでもいいから)座っててね:歡迎歡迎,大家隨便坐
・適当に1つ選んでね:隨便拿一個
・(お買い物で)適当に見てるだけです:我隨便看看,謝謝
・適当にふらふらしよっか:我們隨便走走,好嗎?
・料理たくさん準備したから、適当につまんでね:我準備了很多菜,隨便吃
ネガティブな意味
こちらも「隨便(ㄙㄨㄟˊ ㄅㄧㄢˋ/suiˊ biaˋn):形容詞」
正式ではない、楽な感じでというニュアンス
形容詞と副詞の使い方で良いイメージと悪いイメージに別れるなんて、恐ろしい!
・家にいる時はいつも適当な服を着てる:在家的時候,我總是穿得很隨便
・彼はすごくラフに喋る(礼儀がない):他很隨便說話
口語フレーズとしてよくあるのがこちら↓
・麺かご飯、どっちが食べたい?:你想吃麵還是飯?
→何でもいい〜:隨便
いつも「隨便」と返事していると、「また何でもいい!:又隨便(怒)」と怒られるかもですね(笑)
「亂」
このネガティブで使われる「隨便」は「亂」を用いても表現できます。
「亂(ㄌㄨㄢˋ/luaˋn):副詞」
「亂」+動詞の形で使われる。
「亂」が副詞として使われる場合、計画も無しに何かする、適当(雑)にするという意味。
・宿題はきちんと書かないと、適当に書いちゃダメだよ:功課要好好地寫,不能亂寫
・適当に食べないで、太るよ:別亂吃東西,妳會變胖
・適当にゴミ捨てないで:別亂倒垃圾
・適当に食べないほうがいいよ、お腹壊しちゃうよ:你不應該亂吃東西,會拉肚子
・絶対受かるよ、色々考えないで:你一定通過,不要亂想
・上司が今日は訳もなく怒ってくる、ありえない!:我老闆今天亂罵人,氣死我了
謙虚さの「亂」
「亂」+動詞の形では、ちょっと謙虚さが出ることもあります。
・このケーキ、本当にあなたが作ったの?美味しすぎるんだけど!:這個蛋糕真的你做的嗎?太好吃了
→いやいや、適当に作っただけよ〜:哪裡哪裡,我亂做的
・レポート最高だね、A +とってるじゃん!:你的報告寫得真好,拿到A+!
→いやいや、適当に書いたの、運が良かっただけだよ〜:沒有沒有,我亂寫的,這是運氣好
台湾でよく言われるのは、タピオカミルクティーをいつでも何処でも適当に飲むな、と。
あれを毎日飲んでたら太るんだそうです。
美味しいし、ドリンクスタンドも豊富で試したいので、そこは運動すれば良い話と割り切ります(笑)