アジア圏の生活費って日本よりも安く上がるイメージありませんか?
ところが…台北(台湾全土ではなく、台北です!)ではどうなのか。
台北の生活費が一体どれくらいなのか目安をご紹介したいと思います!
高騰中
今は台湾元が記録的な高値を更新しています。
普段は自分に大きく関わらないと思いがちな為替ですが、海外に暮らしていると“1元の価値”がシビアになってきます。
2021年10月現在、1台湾元=4.1円
2年前と比べて0.5円も上がっているのです。
2023年9月現在、1台湾ドル=4.6円
さらに高くなっています。
一番わかりやすく考えると、、
デパートで日本のマヨネーズを買おうとした際、値札が130元だったとします。
2年前→130元x3.5円=455円
現在2021年→130元x4円=520円
現在2023年→130元x4.6円=ほぼ600円
小さな買い物ではあっても、これが積み重なると大きいですからね、かなりシビアです。
値上げ、値上げを繰り返していて、10元近く値上ったものも。
さて、台湾の生活費の話ですが、
実は…何を重視するかによって生活費の幅はかなり広がってしまいます。
もし移住を検討、留学、駐在などで台湾渡航を考えている方がいたら参考になれば嬉しいです〜
お財布ほかほか、日本より断然安くあがる費用
・水道・ガス代(下記詳しく)
・(ある程度ローカルを攻めれば)台湾料理の外食代(1食平均60元:240円前後)
台北は台北中心部から川を越えると新北市になるのですが、中心部から離れると物価がぐんと下がります。
外食は、栄養度外視ですが、一皿で済ますなら30元とかでも食べられます(笑)
https://www.mummy-mandarin.com/taipei-address-rode-rules/732/
・携帯使用料金(キャリアによりますがネット使い放題でも高くて月700元ほど:2800円)
私は1番大手の4G制限で、毎月299元です。
・交通費(台北市内はほぼ25元〜35元:100円前後)
・台湾の健康保険
台湾の健康保険カバー率が高いです。駐在などで居留証があれば同時に申請できます。学生でも数ヶ月の滞在期間を経て、毎月一定額払えば台湾の健康保険証が申請可能になります。
なかなかカバーされにくい歯医者、その他台湾ならではの鍼治療や漢方なども健康保険カバーで安く受診できます。
(・学費)
水道・ガス
台湾は一般的に、水道、ガス、電気代は2ヶ月分が一度に請求される場合が多く、
最初の月に請求書が来なくてヒヤヒヤしました。(11・12月分の料金を明記してます)
ガス:520元(約2100円)
ガスは2ヶ月でこの値段です。
なんて安いんだろう!日本の1ヶ月分の基本料金にもならない(のでは?)
外食はせず自炊して、お風呂もほぼ毎日溜めていました。
(バスタブはあるものの体を洗うスペースがないので必然的にお湯に浸かるだけになり、毎回旦那さんと2回分お湯をはる感じ)
水道:475元(約1900円)
思わず請求書が来たときに2度見しました。
これも日本の基本料金以下?何かの間違いではないかと、、
意外と東京レベル?地味に痛い出費
・台北市家賃
学生街だから安い、とかも無く20000元:80000円くらいもざらに。台北はキッチン無しの部屋が結構多く、全て条件次第という感じ。駅近は割高。
・自炊
何人何食分作るか、食材の入手場所でまちまち
・電気代(下記詳しく)
・牛乳・卵・チーズなど乳製品、洋食
牛の数が少ないので必然的に乳製品は希少、輸入に頼っている
1番割高なのは電気
電気・ガス・水道のファシリティで1番高くつくのは電気
・電気:1280元(約5120円)
夏場は酷暑となりエアコンの稼動率が上がるので3月〜10月は基本計算価格も上がります。住んでいる地域で電気代の基本料金に若干差があるようです。
コロナで毎日自宅にいて、夏はリビングと寝室、2台のエアコンをフル稼働したら6000元超え(2万5千円越え)してさすがにやり過ぎたなと思いました(笑)
友人のお宅はエアコンの配管?が少し古くなっていて水漏れが少しあったようで電気代がありえない高額請求となった苦い経験が…
カタカタ嫌な音がしていたオーナーに相談してみると良いです!
これが2ヶ月徴収の怖いところですね…
ちなみに台湾でエアコンは「冷氣機」
台湾のエアコンは暖房の機能自体がありません(リモコンの切り替えには暖房があるんですが、機能しないです)
漢字からして暖房機能を完全に無視したネーミングです。
冷房はもちろん効きます!
移住して冬が来て、いよいよエアコンで暖房をつけようとしたら使えませんでした(笑)
日本製のエアコンを入れているお部屋なら入るところもあるようですが、これも契約時に試した方がいいかも。
隔離で使用した四つ星ホテルは日立のエアコンを入れていましたが、暖房はやはり機能なし。さらに、台湾のおうちは床が石なので、冬は地味に底冷えで寒くなり暖房器具は必須になります。
台北に住むのであれば(台中あたりから南部は年中常夏です)冬物のコート、薄めのダウン、ヒートテック、セーター、長袖も何枚かあると便利です。
台湾人は、少し涼しくなり始める10月ごろからもこもこのセーターやダウンを仕込む人がちらほら。流石にそれは早いのでは、と思っちゃいますが…
まさかの去年は異常な寒さで台北の山で雪が降ったくらいです…!
学生の就労法律について
学生さんの場合、法律で1年台湾での滞在歴が無いとアルバイトが始められません。
生活費を稼ごうにもなかなか割りの良い仕事も無いので、ある程度は親の支援必要かもしれません。
ですが、台湾の大学の学費は、日本の大学と比べ物にならないほど安い。
最近粉を持って思うのですが、日本で就職難とかになるなら1年休学して台湾の語学学校に入る→大学転入と言うのも案外といい手なんじゃないかと。
そうそう簡単な話じゃないのはわかっていますが…いろんな選択肢があって良いと思うんですよね。こんな考えや選択肢があるよって高校や大学生の時に教えてくれる大人の知り合いが欲しかったなと思うものなのです。