今日、台湾人のお友達に聞いた話、驚きでした。
突然ですが…旦那さんや娘を持つ日本のお父さん!
日本だったらどれくらいの人が自信を持って「yes!」と言えるだろうか…
台湾の男女ともに生理に対してオープンな感じ、驚きました。
日本では生理用品の理解度や抵抗度が高い男性が多い気がします。
私の出産に際し準備を進めていると台湾というこの異国の地にいる旦那さんでさえ、私の産後の産褥パッドや生理用品を買いに行けないから、それだけは自分で手配しておいてね、と念を押すほどで…
とにかくいろんな長さのものを買い溜めしました(笑)
ちなみに台湾でも日本のソフィは購入できます。
でも、台湾版はカットが少し雑だったり、コットン素材だけどかなり薄型になっています。
産院への持ち物を確認していると、学生の時にスーパーでアルバイトをしていた時の出来事を思い出しました。
8時閉店のスーパー。
ドアを施錠しようというタイミングで女性が慌てて「もう買うものは決まっているんです、どうにか買わせてくれませんか!」とすごい勢いで私に話しかけてきたので、その勢いに押されて入店を促したことがありました。
スーパーは駅から真っ直ぐ坂を下ったところにあって、スーパーを過ぎて市内に向かうにはコンビニはあるけど薬局などはないんです。
女性が一目散に売り場へ進み買ったものは、生理用品。
閉店時間を過ぎていたので、入店を許したのも後悔していたくらいだったけど、レジを終えて「ありがとうございました。助かりました。」と立ち去ったお客さんのことを考えると、女性同士で緊急度が分かるのに、買いたいものを口に出さないのは、やっぱり生理に対する日頃からの少なからずある“恥じらい”や生理の“地位の低さ”が根底にあるのではないかな〜と遠い記憶が蘇ってきました。
というのも、台湾人のお友達の話では
台湾では生理は「あって当然のもの」
だから同僚とかであれば男女の会話でも「今日生理だからだるい、辛い」そんな会話も当然する。
男性陣は生理用品も銘柄やサイズなどもきちんと買ってこれる!
私のお父さんも「いつもの買ってきて」と言えばもちろん買ってこれると言っていました。
その子は日本にワーホリに来た際、スキー場で住み込みで働いていた時があったそうで。
その時に、ペンションのオーナーから飲みに誘われて、ちょっと面倒だなと思ったので「今日生理なんで、行きたくありません。」そう誤魔化して断ったそうです(笑)
もちろんオーナーはびっくりしたでしょうね〜
なんとも言えない顔で、驚いた様子で「お。おおおお、そうか。」としか言わなかったそうです。
日本で、飲み会に行きたくない理由を「生理」というのはなかなかないですよね。
その子に日本での生理の捉え方の話をすると、そのオーナーの驚き方の理由がやっとわかった、と納得していました。
最近よく聞くSDGsの取り組みが注目される中、YouTubeでこんな動画が上がってきました。見かけたことがあるでしょうか?
この動画を見る限り、日本での生理の地位の低さが顕著に出てますよね。
台湾では、薬局で日頃から彼女について生理用品の棚を“当たり前のように”一緒に眺めている彼氏諸君は何十歩も先にいるような感覚になりました。
また妊娠を通して、もう一つ考えたことがあります。
日本の性教育ってどんなんだったっけ?という話。
確か中学生の保健体育か何かの空き時間に保健の先生から生理について女子だけが集められて話を聞いた記憶がうっすら。
どんな内容だったのか全く思い出せないけど…
それから女の子は体の変化にどんどん対応していく訳だけど、詳しい生理の仕組みや女性・男性の体の変化について、または妊娠出産の事についての教養はどこで仕入れたんだっけ?まあ人生の経験の中で色々学んでいくのだろうけど、妊娠して、ようやく真剣に自分の体の変化を調べる段階になって改めて知識をつけたレベルの教養しかなかった事に自分でも驚きました。
この助産師さんの説明、とっても参考になりました↓
そして何十歩も進んでいるらしき台湾では、性教育の進みも早いのではないかと思って、お友達に話を聞いていたところ…
これもまた段違いの教育を受けていたのでシェアしたいと思います。
いろんな子に聞いてみると、確かに全部の学校で同じ教え方をしているわけではないそうですが、その子の通っていた私立学校ではもちろん全員で性についての授業を受けたそう。
その授業では、一人一本バナナが配られ、実際に避妊具(コンドーム)を差し込む練習をしたそうです。
これには、本当にお茶を噴き出して驚きました。
日本でそんな画期的な授業をした学校があればおそらく情報バラエティ番組のニュースくらいには引っかかるはず。
日本では未だに同じような教え方をした学校はないと思います。
私が中学を卒業して20年ほど経った今でも女の子だけを集めて生理の話をしているんだろうか?
大人になってようやく真剣に調べた私の知識の薄さも問題かもしれないし、実はみなさんがかなり情報や知識をお持ちなのかもしれないけれど…
でも、妊娠を通して知り得る限りの情報はあった方がいいし、少なくとも男女の歩み寄り方や暮らしやすさが何十倍も向上するんじゃないか、そんなことを考えるきっかけになりました。