台北から気軽に行ける台湾の湖畔リゾート・日月潭(リーユエタン)
台湾最大級の寺廟、恋愛の神・月下老人のご利益など
幸運を得られそうな雰囲気がぷんぷんするパワースポットが湖を囲むように点在しています。
アクセス方法は旅行形態にあわせて選択肢があります。
お出かけのきっかけ、参考になると嬉しいです。
台湾最大の湖です。
その昔原住民のサオ族がやってきて定住したのですが、
この湖の東側が太陽のようにまるく
西側が三日月のようにシャープな月の形に見えることからその名がついたとされます。盆地でありながら山々に囲まれた湖畔リゾートなだけあり、年間の平均気温も低めの20度前後!
夏の7.8月であっても最高気温が28度と避暑にはもってこいです。
アクセス方法
台北から公共交通機関でアクセスする方法
日月潭観光サイトhttps://www.sunmoonlake.gov.tw/ja/guide/transport#page-section-1
その①長距離バス
國光客運バスで片道470元・4時間ほど
國光客運バス HP http://www.kingbus.com.tw/jp/
その②鉄道で台中+高速バス乗り換え(詳しく解説します!)
台湾新幹線(HSR)で片道675元(自由席・1時間)+
台湾好行バス160元前後(支払い方法により異なる)・1時間半ほど台湾好行バスHP値段・時刻表: http://www.sunmoonlaketrip.net/jp/time_ticket.aspx
HSR台中→バスでアクセスを詳しく
片道NTD675(自由席) 1時間ほど快適に走ります。
ちなみに新幹線台中駅は興味深い食べ物屋さんがたくさん入っています。
新幹線(HSR)台中駅と台湾鉄道の台中駅は全く別の場所ですので間違えないように注意!
見て回るだけでも面白いです。
海外ではミルクティといえばゴンチャだったのに!
新幹線駅だとバスへの乗り換えが簡単です。
※台湾鉄道台中駅に着いた場合もバスに乗ることができますが、バス停まで少し歩きます。
エスカレーターがあるので下の階へ
(◯◯埠頭と書かれた蛍光ベストを着ているおじさんがかなり強引に客引きをしているのでバスチケットと勘違いして買わないように〜!)
日月潭ではレンタルサイクル・市内バス・ロープーウェイ・ボートなど
乗り物がたくさんあります。
歩きではかなり時間がかかってしまうのと、
湖の周りは山でアップダウンが厳しいところもあるので乗り物をうまく利用して観光したいところ。
それぞれ単体でチケットを買うか
または観光チケットという乗り物券がパッケージになって驚きのお得値段で売られているものがあるのであわせて旅行スタイルでどうするか検討してみてください。
残念ながら中国語と英語のみ
詳しくはこちら→ http://www.ntbus.com.tw/p-1.html
表のトリップAとトリップBはバスストップが少し違うだけでどちらも日月潭に着きます。
HSR台中駅⇆日月潭 1番お得なのは?
日月潭⇆台湾新幹線(HSR)台中駅で1番お得な支払い方法は?
①交通系ICカード (146元)
② 往復チケットをカウンターで買う(165元)
③現金(166元)
参考HP:http://www.sunmoonlaketrip.net/jp/time_ticket.aspx
事前に自分で調べるって大切ですね。
他のサイトで見たらチケット購入が安いと書いてありチケットを買ったけど
結果的に…
断然お支払いには悠遊カードがあると便利です。
バスを降りるときに運転手さんにチケットを渡せば大丈夫です。
また1時間30ほどの工程ですがおそらくバスにトイレがついていないので
乗車前に済ませておくといいです。
水社晶喜城遊客中心 水社綜合商場 になります。
帰りはこの建物側のバス停でバスに乗ります。
湖周遊バスなど他のバスもたくさん来るので間違えないように注意してくださいね
帰りに乗ったバスは停留所が少ない路線に乗れたので新幹線台中駅まで1時間で到着しました。
結局バスに乗り換えて台中から1時間半くらいかかるなら
長距離バスはリクライニングシートなのでゆっくり確実に座れるし
台北からずっとバスで日月潭へ直通を選択しても楽かもしれないと感じました。バスだと時間がある方向けなので、ご自身の旅行スタイルに合わせてアクセスしてみてください。
1泊2日の楽しみ方
今回は時期が違ったので観光はしなかったけれど、日月潭では一年を通して見所がたくさんあります。
・2月ごろには日本桜協会が海外で唯一公認している九族サクラ祭り
・台湾紅茶始まりの地として有名な台湾アッサムの産地
いろんな旅のスタイルがある場所で、遊ぶ内容も様々です。
宿泊タイプは本当にピンキリ、自分の予算に合わせて選べる場所だなあと感じました。
自分へのご褒美旅行、特別な記念日に贅沢に超高級ホテルに宿泊してリッチに楽しむのも可能。
安さを求めつつ色んなことを楽しみたい自由な旅にも対応できます。
楽しみ方その① 湖畔周りを散策
湖のリゾートといえば山に囲まれた静かなイメージがありませんか?
灼熱の夏の台湾であっても平均気温は20度前後
サイクリングロードが整備されているので
徒歩やサイクリングで水面を眺めながら散策がおすすめ。
日月潭が日帰りではなく1泊はしたい理由
湖越しに見る美しい朝焼け・夕焼けが綺麗
湖の朝霧碼頭あたりはその名の通り朝焼けのベストポジション
夕焼けを狙いたいなら向山旅客センターからが絶景のようです。
楽しみ方その②向山観光センター周辺
日月潭を包むような広大でデザイン性の高い建物は
写真スポットの1つになっているようでウェディングフォトを撮るカップルのメッカとなっています。
屋上からは湖水が一望できるので晴れた日にはブルーが映えそう!
芝生が綺麗にカットされ青々と広がっている広大な広場では、子供を遊ばせている家族の姿が見受けられました。
カフェも併設されているので寛ぎながら湖を眺めるのもおすすめです。
楽しみ方その③寺廟巡りで幸福祈願
(向山観光センターエリアのみ運行なし)
南投客運時刻表:http://www.ntbus.com.tw/s03.html
寺廟巡りには山の上り下りが厳しいので自転車よりも、バスで回るのをお勧めします。
文武廟
台湾最大の寺廟で豪華絢爛、山の頂上にそびえる建物は圧巻です。
もちろんここからの湖の眺めも最高!
三殿それぞれに違った建築がみられじっくり見ると面白いですよ。
石造の彫刻が1枚の壁に3Dみたいに精巧に彫られていて見入ってしまいます中国演戯で有名な三国志に登場する文昌帝君・関聖帝君・孔子の三人の文武聖人を祀っています。
今回は縁結びの月下老人も こんなに可愛いおじいちゃんみたいになってます。
売店にはアイスクリームやビールなんかも置いてあったので、プハーっとやりたい方は是非どうぞ!
あんまりお金は投げ入れられていませんでした。
この水が落ちている感じ、京都の清水寺を思い起こさせます。
慈恩塔(玄奘寺バス停で下車)
蔣介石が母親のために建てた塔です
二龍山の頂上にあり、塔の頂上はちょうど1000mの高さです。
塔の内部も螺旋階段になっていて頂上からの景色は絶景!
実はこの頂上に幸福ポイントがあります。
塔の頂上から湖を見下ろすと慈恩塔、玄奘寺、玄光寺と
湖の真ん中に浮かんでいる拉魯島がちょうど一直線に見えることから
「青龍連線」または「幸福連線」と呼ばれています。
龍が珠(拉魯島)遊びをしているように見える、との解説もあり…
この高さから見ると日月潭の名の由来である
湖の形にも目がいくと思います。
西が三日月のようになっていて、東側は丸い太陽
なんともロマンチックな名前を付けますよね〜
太陽の反射もあり湖面は青のバリエーションが綺麗に見え、澄んだ湖が印象的です。
玄奘寺
玄奘さんって誰だっけ?と思った方
彼は中国のお話・西遊記に登場する三蔵法師です。
私はかなり歴史や人物に疎いので現地に行ってへぇーってなるんです。
玄奘の骨が埋葬されているお寺。
彼はとても勉強熱心で気になったらとことんやっちゃう人
そんな玄奘の功績と言えば仏教を知りたいという気持ちから、
中国から見て西にあるインドへ旅に出てしまったのです=これが西遊の旅=西遊記
あー!西遊記!ってなりませんか?
私はなりました(笑)
インドをほぼ一周して中国へ帰国した後、お経の翻訳に勤しみます。
650部のお経をインドから旅土産に持って帰り
そのうち75部を弟子たちと翻訳、完成させた経本は1335巻
他の歴史上の人物とは桁数が違うので、そのずば抜けた翻訳数は圧巻のものですね。
そんな彼の西遊の旅の道中を感じさせる遊歩道が、玄奘寺ー玄光寺ー玄光碼頭へと続く遊歩道にあります。
「巡礼の道」と呼ばれ、途中お経もありました。
楽しみ方④:伊達邵老街で名物を楽しむ
水社エリアからちょうど対岸にある街に食べ歩きにもってこいの場所です。
残念ながらコロナで休業しているお店も多かったので、有名名物全部制覇とはいきませんでしたがグルメは旅の重要要素ですよね。
日月潭の必食グルメは別の記事にまとめますので、そちらも参考にしてくださいね。
避暑地でもあり、ゆったりと過ごせる日月潭は、台湾人にも人気のスポット。
ぜひ足を伸ばしてみてくださいね!