社会人になったときに、姉がこう言ってました。
「話のネタがないときは天気のネタで乗り切れる」と。
社会人の先輩のアドバイスは本当に的確で、確かにこれは話のきっかけになるので、そこからの展開が結構楽でした。
台湾はだいたい気温や天気は毎日似たようなものなので、前日よりも暑いかどうかくらいでそんなに細かく変化を追わないよ、とのことで(笑)
台湾人の友達に「日本人は台湾で湿度の話までしたがるよね」と言われた時は、
私より上級者がいるもんだな、とちょっと笑ってしまいましたが、台湾で万能ネタといえばご飯ネタです。
お昼過ぎから15:00くらいまで使われるあいさつだそうで、これを使えばかなりの台湾ツウと言えます!
台湾人のお友達と会うとして、開口一番その友達はほぼ80%の確率でこう聞いてきます。
「ご飯食べた?」
台湾人にとってご飯を食べることって何よりも大事なのだそうで、お腹が空いたら我慢せず何かをつまんで腹を満たす!寝る前であってもお腹が空いていれば満たしてから寝る、これが基本らしいです。
一体何食なのか分からない時間にも関わらず、
ローカル店には何人かお客さんが入っていて食べている姿をよくみます。
さて、先ほどの「ご飯食べた?」の問いには、しっかりとした返答は必要ありません。
「食べた!」または「あ、まだだよー」という軽い返事、事実を伝えればいいらしいのですが、一番最初に何の前触れもなく私を見かけたときにこう聞かれたので、いろんなことをとっさに考えました。
別にその子とご飯を食べたいわけではなく、台湾人にとっての「こんにちは」「やっほ〜」みたいな声かけ(?)なのだそう。
そこから会話が広がるきっかけとして使っているようです。
何食べたの、どこのお店で食べたの、誰と食べたの、、、、
こんなに聞かれたら、日本人的には「一体何が聞きたいんだ」って慣れないうちは不思議に思うかもしれないですね。
友達だけではなく、学校の先生、取引の会社へ行った時なども「ご飯食べた?」の挨拶はされるみたいです。
この挨拶が中国大陸ではどうなのかはわかりませんが、台湾で使われる中国語を勉強している方が皆さん疑問を抱えることって、
「実際に台湾の中国語と大陸の中国語で、使われる中国語が違うって言うけど…実際どこが違うんだ?」ではないでしょうか?
中国語学習系YouTubeで紹介しているのはやっぱり台湾華語に特化したものって結構少なくて、中国文化や大陸中国語に触れていても実際に台湾で使えるのかどうか分かりませんよね。
使えないと思っていたら、やっぱり基本は中国語で同じ言語なので大体は同じだったり….
今回は基本の挨拶がそもそも違ったって言う話を少しご紹介したいと思います。
台湾で日常的に使う挨拶
中国大陸の挨拶とは少し違います。
朝:
你早/早/早安(ㄋㄧˇㄗㄠˇ niˇ zaˇo/ㄗㄠˇ zaˇo/ ㄗㄠˇㄢ zaˇo an)
早の場合は比較的仲のいい人に対して
先生や目上の方には你早、早安が無難なところですね
※早安はどちらかというと女性っぽいという意見もあり
昼:
午安(ㄨˇ ㄢ wuˇ an)
使うらしいけど街でもこの言葉をあんまり聞いたことがないです。
台湾人は先程紹介した「お昼ご飯食べた?」を挨拶がわりに会話の切り口としてお昼は話を始めます。
日中/朝昼以外の時間:
你好(ㄋㄧˇ ㄏㄠˇ niˇ haˇo)
中国語を勉強していなくても言葉を聞いたことがある人が多いかもしれません。
初めて会う人、目上の方、時間帯が微妙な時、
お店に入る時などどんな時でも万能に使えます。
嗨(ㄏㄞ hai)
語学学校や若い人ではHI!と声をかけるのもokです。
夜:
晩安(ㄨㄢˇ ㄢ waˇn an)
夜と言っても台湾ではほぼ寝る時限定です。
你好を使えば大丈夫です。
時間ごとの挨拶はこの基本を押さえたら間違いないですが、街で話を聞いていると特定の挨拶よりも顔見知りさんなどは例えばエレベーターで会ったら「どこか行くのー?」「出かけるのー?」などの声かけでいきなり話してる人が意外と多い。