台湾から日本、他のエリアへ国際小包を送る機会があったのですが、台湾の郵便局を利用して想定よりもかなり割安で荷物が配送できたので紹介します!
台湾郵便局を使ってみよう
台湾の郵便局は緑の看板に「郵局」とかかれています。
日本の郵便局と同じく、銀行と郵便事業があるので送り状が記入終わっていれば局入り口近くにある番号札(郵便窓口は赤)を取って待ちましょう。
「何番の番号札の方、〇〇番カウンターへお越しくださ〜い」とお声がかかります。
カウンターに局員さんがいるので、そこへ番号札を持っていきます。
忙しいと混乱しているのか、番号が前後していたりするのでよくモニターを見ておいた方がいいです。
カード・ハガキを送る
封筒をスケールの上に置いて係の人に差し出したら、送り先を告げます。
大体私の経験では
・カードですか?:明信片嗎?(ミンシンピエンマ?)→そう:ドエィ
・行き先はどこ?:日本?(リーベン?)→そう:ドエィ
・中はカードだけ?(封筒で出す場合聞かれます。)→そう:ドエィ
この3つが聞かれるので、伝えられれば大丈夫です。
海外から日本にカードを出すときは、住所はもちろん日本語でOKです。
でも行先の国を仕分けるのは現地の人なので国名は分かりやすいように、「TO JAPAN」を赤字でかく、四角で囲む、とにかく目立つようにしましょう。
万が一間違って船便なんかにも行かないように「BY AIR MAIL」と書く事もお忘れなく!
飛行機に乗って日本まで届きますよ!
国際小包を送る
台湾版のゆうパック“便利箱”
今回は自分でダンボールを用意し荷詰めして持ち込みましたが、郵便局で便利箱というものを販売しています。
まさに日本のゆうパックそのもの。
便利箱を購入すれば、輸送費合計から箱代を差し引いてくれます。
実質0円!
旅行中で箱がない方にも安心ですね。
現在は運休していますが、台湾にはLCCの乗り入れもしていて便利です。
荷物の預けにお金を取られるのが痛いところですよね。
郵送すれば、空港で超過料金を払うよりも安く自宅まで届けられるかもしれません。
梱包用テープとペンもカウンターに用意がありますよ。
輸送方法は?
作業台があるので、そこから送り状を取ります。
国によってはEZPOSTというシステム登録を推奨している国もあるようです。
EZPOSTを登録しておくと、面倒な紙での記入が必要なく、ネットで送り状を作成できます。事前に記入したものをQRコードで読み取り、郵便局内にある専用リーダーに読み込ませると、局員さんが印刷して確認してくれます。
しかも、郵便局に行かずに駅などにある便利ボックスから送付が可能になるとか。
これから使用機会があればまとめたいと思います!
韓国に小包を送った際は、必要でした。
日本、シンガポールに送った際は手書き送り状でOKでした。(2021.12月現在)
※今回は、航空便で日本に配送した場合を詳しく取り上げています
ほかの輸送方法、その他地域へ配送する場合はHPや局員さんの指示に従ってください
国際小包で大きく分けて2種類の紙があります
配送期間や料金を見て、選んでください。
赤い枠:通常の国際便(船便、航空便、陸空便:SAL便含む)
船便=船での輸送、受け取りに1〜3ヶ月ほどみた方がいい、輸送料金が安い
航空便:AIRMAIL=飛行機での輸送、7〜10日ほどで届く、輸送料金は割高
陸空便:SALMAIL=受け取りは船便より早く航空便より遅い、両国間のみ空輸される、配送可能地域が限られる場合がある、輸送料金は航空便よりは安く設定される
黄色い枠:EMS(国際便スピード郵便)
EMS:国際郵便の中でも配送優先順位が高い
郵便の種類など日本郵政HPも参考になると思います。
送り状書き方
送り状は5枚綴りになっているものと、白い紙のインボイス(カウンターに置いてある、または係の人がくれる)を2種類書きます。
日本なら日本語でOK、そのほかの国へ配送する場合は、送り主(自分の名前・住所など)も英語で記入します。
(この記入例はわたしが簡単に書き加えたものなので、実際には上の一覧のみが貼られています)
送り状記入例
(写真左側)
① 送り主の氏名、台湾の住所(旅行者は滞在中のホテルで良い)、電話番号
② 受取人氏名、住所、電話番号
③荷物の内容物(細かく書く必要はありません。例として 洋服:clothes お土産:souvenirs お菓子:snacks など)
品数
商品原産国(日本から持ってきたものは日本、台湾で買ったものは台湾でOK)
大体の値段(台湾ドルNTD で換算)
大まかな内容物にチェック(書類であれば文件documents、一般的なものであれば禮品giftでOK)
④輸送方法選択
⑤荷物が届かなかった場合、台湾に送り返す、または破棄するか
送り返す場合はその住所
⑥当日日付
⑦自分のサインここまで送り状を書いたら、局入り口付近の番号札を取りましょう
電光掲示板で番号が呼ばれるのを待ちます
インボイス記入例
(写真右側)
① 送り主の氏名、台湾の住所(旅行者は滞在中のホテルで良い)、電話番号
② 受取人氏名、住所、電話番号
③荷物の内容物(細かく書く必要はありません。例として 洋服:clothes お土産:souvenirs お菓子:snacks など)
品数
商品原産国(日本から持ってきたものは日本、台湾で買ったものは台湾でOK)
大体の値段(台湾ドルNTD で換算)
⑥当日日付
⑦自分のサイン
局員さんに見せて最終確認をしてもらいます。
小包の場合は、中に危険品が入っていないかを聞かれます。
記入した送り状の写しをくれるので、荷物が届くまで大事に保管します。
送り状の写しに合計金額が書かれてくるので、支払いを済ませて終わりです。
料金確認方法
どの国へ大体の料金目安が知りたいですよね。
HPから確認ができます。
(見本は航空便で日本に送った場合の料金一覧表です)
中華郵政HP
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index.jsp?ID=2050401
①輸送方法を選択 輸送方法で値段表が違うので注意
船便=國際水陸包裹常用資費表
航空便=國際航空包裹常用資費表
陸空便=國際陸空包裹常用資費表
EMS便=國際快捷/包裹資費表查詢
②料金の計算方法
式:長さx幅x高さ/6000=體積重量(公斤kg)と、実際の荷物重量の重い方を採用し表より値段を取る
③配送地域と国を選択して表を出す(查詢ボタンを押す)
④重量を確認し値段を確認
荷物追跡方法
国際郵便ってちゃんと着くのかなあ、と心配になりますよね。
誰かに持っていかれちゃうって聞いたこともありますし、せっかく送ったものが本人に届かないことほど悲しいことはない!!
ここから確認ができます。
中華郵政HP
http://postserv.post.gov.tw/pstmail/main_mail.html?targetTxn=EB500200
パソコンで開いた場合は左側に服務指引の項目が出てきます
國際▷國際郵件查詢を選択
iPOSTサービス▷郵件查詢功能選單をプルダウン▷國際及大陸各類郵件查詢を選択
送り状の13ケタの追跡番号を準備
國際及大陸各類郵件查詢▷郵件號嗎に送り状の13ケタを入力▷圖形驗證碼に画面横にある網掛け部分の数字を入力▷查詢
iPOSTサービスに飛ぶ〉郵件查詢功能選單をプルダウン〉國際及大陸各類郵件查詢を選択
この13ケタの組み合わせが荷物の追跡番号になります。
國際及大陸各類郵件查詢〉郵件號嗎に送り状の13ケタを入力〉圖形驗證碼に画面横にある網掛け部分の数字を入力(今回は7461)〉查詢
移動した形跡があれば、何月何日にどこどこへ移動などと出てきますので大切な荷物の配達状況を追跡できるわけです。
ぜひ台湾から荷物を配送した場合は活用してみてくださいね。
ちなみに、現在航空便の運行していない地域もあり、そもそも輸送経路・輸送手段がない場合もありますので注意してくださいね。
クリスマスや旧正月前などの繁忙期には「配送が遅れる可能性がある」と必ず言われますが、大体1週間以内には日本に到着します。
台湾の郵便は信頼できますよ!